ガイドコメント
韓国では異彩を放つバンド・スタイルの5人組の1stアルバム。「Flower Rock」から「SATISFACTION」までのシングルに加え、Vo.のイ・ホンギ主演ドラマ主題歌「ハルカ」と同挿入歌「いつか」を収録。エネルギーに満ちた自信作だ。
収録曲
[Disc 1]
01Flower Rock
通算4枚目のメジャー1stシングル。感情や衝動のままにハジケようと誘うアッパー・ビートのロック・チューンで、ノリの良さは抜群。“Everybody, hands up〜”以降のグルーヴィ&メロディアスなフックで一気に心をつかみそうだ。
02SATISFACTION
そばにある大事なものに気づかず、周囲を探し歩いていたと後悔の念を吐露するミディアム・ロック。グルーヴィなギターに導かれるドラマティックなフックがどこか切なく、胸をソワソワとさせる。フジテレビ系アニメ『トリコ』エンディングを飾るメジャー4thシングル。
03ハルカ
Jeff Miyahara制作の颯爽なロックは、遙かな夢なら精一杯駆け抜けろと訴える応援歌。ラップやセツナ系R&B風パートを組み込み、多彩な表情をもたらす。“コチョバはいらない”と聴こえるのも愛らしい。TBS系ドラマ『マッスルガール!』主題歌。
04Brand-new days
メジャー2ndシングルは、伸びやかなヴォーカルと高揚を誘う“Hey Hey Hey”の掛け声が融合したフックがなんといっても魅力。何気ない出逢いを運命に変えようと告げる恋のはじまりを描く。甘く爽やかな歌唱が胸をくすぐるグルーヴィなロック・チューンだ。
05mi・ra・i
曲を手掛けたスンヒョンとミナンの大らかさが感じられる、鈴木“Daich”秀行プロデュースによるミディアム・ロック。未来への期待感に満ちた心躍るサウンドに乗せて、試行錯誤しながら自分らしい生き方を探そうと歌う。彼らが同世代に送る大人への旅立ちソングだ。
06いつか
うまくいかない日々も夢という魔法が生きる喜びや輝きに変えてくれる……真摯なメッセージが心を打つバラード。弦一徹ストリングスのサポートを得たセンチメンタルなメロディや、感傷を振り払おうとする歌唱にグッとくる。TBS系ドラマ『マッスルガール!』挿入歌。
07So today...
SUPA LOVEのcorin.制作の清々しいポップ・ロックで、壊れかけた愛をもう一度積み上げていこうと誓う。ささやかに語るような歌唱が耳をとらえて離さないラヴ・ソングだ。日本テレビ系『ハッピーMusic』オープニングを飾るメジャー3rdシングル。
08yume
ジェジン作曲&ソロ・ヴォーカルによるスロー・バラード。夢だった君はもういないと嘆く男の悲恋を歌っている。浮遊感漂う幻想的なサウンドをバックにした声にならない声で吐露するラストは、思わず息を呑んでしまうほど。
09Rock‘n'roll
“どうすんだ?”“どうなんだ?”“なんなんだ?”……と自問自答しながら、自分らしく突っ走ることが求めていた生き方なんだと語るロック・チューン。僕らのビートで転がり続けるというそのスタンスは、まさにロックンロール。風を切る強さと爽快感が伝わってくる。
10Boom Boom Boom
キャッチーな“ブンブン ブブン”のフックが耳に残る、活力に満ちたミディアム・チューン。失恋に傷ついた君をバカ騒ぎで励ますよという応援ソングだ。元気を出せよといっているかのような明るい歌唱と曲調が、悲しみを吹き飛ばしてくれそう。
11Music Life
健康的で清々しいサウンドメイクが特色のミディアム・ロック・チューン。軽快なバンド・サウンドに乗せて、恋のはじまりのストーリーを描く。上手く言葉にできないから歌で聴かせたい……という初々しい歌唱が愛らしい。
12Friends
伸びやかなヴォーカルとどこまでも清々しいサウンドで魅了する爽やかなロック・チューン。時にぶつかることがあっても、腹を割って話して分かち合ってきた……と、ともに青春を駆け抜ける僕らの友情を歌う爽快な一曲となっている。
13Treasure
SMAP「オレンジ」などで知られる市川喜康の詞曲によるミディアム・チューン。代わる代わるパートを受け渡しながら、待ってるはずの未来へ挫けながらも一歩ずつ歩いていこうと誓う。センチだが優しさがあふれるメロディや拍手で終えるラストなどは、実に温かい。
[Disc 2]〈DVD〉
01ハルカ (MUSIC VIDEO・SPECIAL FEATURE)
02「月刊 FTISLAND」特別編集版&未公開集