ガイドコメント
2011年5月11日リリースの2ndアルバム。SHIKATA、soundbreakes、大久保薫ら豪華アレンジャー陣を迎え、ナオトの魅力を存分に引き出している。先行シングル「Brave」やCMでも話題の「今のキミを忘れない」を含む注目作だ。
収録曲
[Disc 1]
01Dreammaker
アコースティック・ギターによるカッティングで幕を開けるスタイリッシュなアップ。手探り状態で夢を追いかける人へ優しく、そして力強くエールを送る応援歌だ。曲の持つスピードを活かし、さらに前へ前へと押し進める疾走感のあるヴォーカルが映える。
02今のキミを忘れない
ピアノのアルペジオやウィンドチャイム、ストリングスが彩る鮮やかなサウンドを4つ打ちのビートで押し進める4thシングル。大切な人との避けられない別れを受け入れ、“今”を大切に一番の笑顔を見せてと綴る歌詞が感動的。
03Brave
アルバム『ADVENTURE』の先行シングルとしてリリースされた5thシングル。無理をせず、ありのままの自分でいいから勇気を持って足を一歩踏み出そう、というメッセージを真っ直ぐに綴る。オートチューンを多用したヴォーカルも特徴的。
04青春サンポ
爽やかなサウンドが印象的なミディアム・ポップ。作詞は常田真太郎(スキマスイッチ)との共作で、仕事で行き詰まった時には青春時代を思い出し元気を出そう、と歌う。後ろ向きなだけでなく、“そろそろ仕事に戻ろう”の一言でバランスを取るあたりは見事。
05スパイス
4つ打ちのビートにスチールパンやブルースハープが絡むチープで可愛らしいサウンドが楽しいカリビアン・テイストのポップ・チューン。いつも支えてくれる仲間に向けて感謝を綴る歌詞だが、カラッとしたサウンドが照れ隠しのようで微笑ましい。
06おまかせピーターパン
ティンホイッスルが陽気に踊る底抜けに明るい高速ソカ・チューン。歌詞も音感を重視したノリの良い言葉が並んでいる。ビートに合わせラップのように早口なヴォーカルを披露するが、決めるところはしっかりと聴かせる歌唱力はさすが。
07DON-PACHI
アコースティック・ギターによる味付けが新鮮なラティーノR&B。ラテン調のアレンジで熱を帯びるサウンドに合わせ、ベッドの上で男女が絡み合えば世界の紛争も減っていくだろうと歌う変化球気味のメイク・ラヴ・ソングだ。
08Adventure
2ndアルバムのタイトル・ナンバー。4つ打ちのエレクトロ・サウンドに乗せ、誰かが決めたルールを守るだけじゃつまらない、“Adventure”に出かけようと力強く扇動する。がなり気味の声で歌うラップも新鮮で楽しい。
09さよならボーイ
ナオトの歌声が真っ直ぐに胸に響くアコースティック・ナンバー。大人へと変化していく少年の葛藤、そして自分で一歩を踏み出さなきゃ何も変わらないと決意する様子を巧みに描いている。波打ち際に佇む少年が目に浮かぶような温かなサウンドも見事。
10ありったけのLove Song
レゲエ調のビートとドラマティックなストリングスが絶妙に絡み合う感動的な3rdシングル。想い続けたキミへの告白を綴ったド直球のラヴ・ソングで、ナオトにとって珍しい“オレ”という一人称を使うことでリアルな感情の動きを描いている。
11TOWA
友人の結婚を祝って書かれたというバラード。飾らず、真っ直ぐな言葉で“永遠の愛を約束するよ”と歌う普遍的な王道のラヴ・ソングだ。メロディ・ラインも小細工なし、ナオトのエモーショナルな歌声をじっくりと味わえる。
12ラフラフ
ファンクのエッセンスを加えた突き抜けて明るいアップ・チューン。“Paya☆Paya”“Wa-Ha-Ha-Ha”といったシンプルなコーラスやコール・アンド・レスポンスをこれでもかと盛り込み、ライヴ向けの仕上がりになっている。
13愛のカタチ
2分半ほどの短いレゲエ・チューン。“これが愛のカタチ それが愛のカタチ”と歌うシンプルな歌詞ながら、世界全体の平和を願うような祈りにも似た想いを感じ取ることができる。ベース以外を自らが演奏しているという多才さにも驚かされる。
[Disc 2]〈DVD〉
01今のキミを忘れない (Music Video)
02Brave (Music Video)
03タカラモノ〜この声がなくなるまで〜 (Live at 日本武道館)