ミニ・レビュー
2004年日本音楽コンクール第1位、大ホールでのリサイタル・ツアーなどスケールの大きな活躍を続ける外山啓介。これまでの4枚のアルバムからのベスト盤だ。硬質なタッチによるクリスタルな音色と透明感、過度の思い入れを排した端整な味わいを堪能できる。
ガイドコメント
日本を代表するピアニストへと成長を続ける外山啓介、初のベスト・アルバム。デビュー以来発表された4枚のCDからの厳選された曲は、外山のベスト盤であると同時にピアノの名曲集ともいえる内容となっている。
収録曲
01英雄ポロネーズ (ポロネーズ第6番変イ長調op.53) (ショパン)
02バラード第1番ト短調op.23 (ショパン)
03舟歌嬰ヘ長調op.60 (ショパン)
04子守歌変ニ長調op.57 (ショパン)
05ジムノペディ第1番 (サティ)
06ジムノペディ第3番 (サティ)
07夜想曲第2番ロ長調 (フォーレ)
08月の光 (ドビュッシー)
09亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
10亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
11パガニーニの主題による狂詩曲op.43〜第18変奏 (ラフマニノフ/加藤昌則編)
12前奏曲嬰ハ短調「鐘」op.3-2 (ラフマニノフ)
13練習曲「音の絵」変ホ短調op.39-5 (ラフマニノフ)
14練習曲「音の絵」ニ長調op.39-9 (ラフマニノフ)