ガイドコメント
2011年5月11日リリースの日本でのメジャー2ndアルバム。3rd「声をきかせて」から6th「TONIGHT」までのシングル4曲を含む10曲を収録。爆発的なヒットからモンスター・グループへの過程を凝縮した、セルフ・タイトルを冠した自信作。
収録曲
01INTRO (Thank You&You)
日本2ndアルバムの約1分半強のイントロダクション。ゲーム効果音風のアレンジで飾ったエレクトロなデジタル・サウンドのなかで、“僕らは元気だよ、みんなはどう”と問いかける。新たな幕開けを告げる宣言ソングだ。
02TONIGHT
クラップと歓声が沸き起こるステージで歌うライヴ的なシチュエーション演出で送るクラブ・エレクトロ。フレッシュな風が吹き抜けるように爽やかなコーラス・パートは、彼らならではのテイストだ。一夜の恋を描いたナンバー。
03SOMEBODY TO LUV
ヴォーカル・エフェクト+エレクトロ・ポップという“ブラック・アイド・ピーズ”マナーを彼ら流に昇華したクラブ・ダンサー。君が愛するべき誰かはここにいるよと告げるアプローチ・ソングだ。クールな日本語ラップがもどかしい感情を表わす好アクセントとなっている。
04BEAUTIFUL HANGOVER
Prodefeld & YG Family制作による日本5thシングル。タイトルは「美しき二日酔い」の意味で、捜し求めてた女性に出会い止められない感情を吐露している。心を急かすような扇情的なクラブ・エレクトロだ。
05オラ Yeah!
レッドワンが送り出す新人、モホンビの制作参加によるエレクトロ・ダンサー。無邪気でハッピーなヴァイブスの“オラ Yeah! Yeah!〜”の掛け声的なフックとミステリアスな色香が漂うヴァースとのギャップが楽しい。フロアでのナンパ・ソングだ。
06Tell Me Goodbye
レッドワン設立レーベルの新人第1号のモホンビとジミー制作による日本4thシングル。悲しみが痛切に響く美しいメロディで描く別れの歌だ。鍵盤が奏でる調べも、運命に引き裂かれる悲恋ドラマのように突き刺さる。TBS系放送の韓国ドラマ『アイリス』主題歌。
07声をきかせて
互いに素直になって心を開けば分かりあえるはずと説くメッセージ・ソング。雨上がりにキラキラと光る滴のような、清爽な輝きを持った曲だ。作詞はBoA作品で知られる山本成美。観月ありさ主演のTBS系ドラマ『おひとりさま』オープニング起用の日本3rdシングル。
08Ms.LIAR
自分勝手な態度にバレバレな嘘ばかり。問いつめても曖昧な反応を繰り返す彼女に対するヘイター・ソング。だが、このままだと嫌いになると告げても、彼女にハマった“惚れた弱み”が男を悩ませる。サウンドは清涼感あふれるエレクトロ・ポップだ。
09HANDS UP
うねるビートや立体的な広がりをみせるデジタル・サウンドによって高揚と開放感をもたらすクラブ調ハウス。“ヘイ、ホー”や“盛リ上ガッテイコウ!”の掛け声に元気をもらえるパーティ・チューンだ。フジテレビ系『めざましどようび』テーマ・ソング。
10LOVE SONG
ブルースやカントリーなどの要素を溶け込ませたU2『ヨシュア・トゥリー』風の渇いたサウンドがベース。こんなラヴ・ソングは嫌いだと繰り返しながら、愛の枯渇を憂うような世界観を醸し出している。男の哀愁をにじませた骨太なナンバーだ。