ミニ・レビュー
弾みながらあちこちに飛んで行く気分を歌った「恋のスーパーボール」はカルピスウォーターCM曲。80年代ガール・ポップ風の、カラフルなメロディ&アレンジがいい。転調からマイナーになるサビが印象的な「ホーム」、胸に迫るピアノ・バラードの「いつもあたしは」。モノローグ色の強い3曲、いずれも佳品。
ガイドコメント
2011年5月11日リリースの、「向かいあわせ」に続く通算28枚目のシングル。「カルピスウォーター」CMソング「恋のスーパーボール」と映画『阪急電車 片道15分の奇跡』主題歌起用の「ホーム」の両A面という話題作だ。
収録曲
01恋のスーパーボール
「カルピスウォーター」CMソングとなった28thシングル。思わずにやけてしまうトキメキが伝わる爽やかなポップ・サウンドをバックに、幸せに嬉しい悲鳴をあげるaikoが愛らしい。“今夜をあげる”の大胆発言も微笑ましいハピネスに満ちている。
02ホーム
映画『阪急電車 片道15分の奇跡』主題歌起用の28thシングルは、阪急電車に思い入れが深いaikoによる書き下ろし。ホームから見てきた季節の移ろいを通じて大切な人への想いを綴る、心躍るビートとセンチメンタルな旋律が魅力の甘酸っぱいアッパー・ポップだ。
03いつもあたしは
大好きな人への胸に詰まるほどの想いを独白したミディアム・スロー・バラード。清らかなピアノと温かいオルガンの彩りの異なる鍵盤に支えられながら、傍にいられるだけで“いつもあたしは”幸せなんだとつぶやく。涙腺を刺激する切なくも優しいメロディと歌唱が秀逸。
04恋のスーパーボール (instrumental)
05ホーム (instrumental)