ミニ・レビュー
昭和15年の皇紀2600年のための祝賀曲の放送用録音を全曲収録した貴重な記録。英米独仏伊洪の6ヵ国に作曲の依頼を出し、米を除く5ヵ国から作品が届き、英を除く4作品が日本の作品とともに世界初演された。合同オケはよく頑張った。音は悪いがその熱気が伝わってくる。片山杜秀の素晴らしい解説付き。
ガイドコメント
1940年、皇紀における紀元2600年を記念した演奏会のため、国内外の作曲家に委嘱された作品をまとめたアルバム。R.シュトラウスやイベールらの作品を新交響楽団(現N響)を中心としたオーケストラが演奏する貴重な一枚だ。片山杜秀の詳細な解説付。
収録曲
[Disc 1]
01皇紀2600年奉祝音楽 (R.シュトラウス)
02交響曲イ調 (ピツェッティ)
03祝典序曲 (イベール)
[Disc 2]
01交響曲 (ヴェレシュ)
02大礼奉祝交声曲〜第2楽章/第3楽章/第4楽章 (近衛秀麿)
03「終戦の詔書」 (玉音放送全編)
演奏
[1] [2] (1)紀元二千六百年奉祝交響楽団 [1] (1)ヘルムート・フェルマー指揮 (2)ガエタノ・コメリ指揮 (3)山田耕筰指揮 [2] (1)橋本國彦指揮 (2)近衛秀麿指揮 新交響楽団 ヴォーカルフォア合唱団 松平里子(S) 佐藤美子(MS) 内田榮一(BR)
録音
[1] [2] (1)1940. [2] (2)1928.