ミニ・レビュー
震災復興への想いを込めた、チャリティ・ベスト・アルバム。デヴィッド・T.ウォーカーがギターとヴォイスで参加している「a little prayer」をはじめ、ドリカムからのメッセージがぎっしり詰まった一枚。このアルバムにおける印税収入のすべては、被災者支援、復興支援として寄付される。
ガイドコメント
東日本大震災の被災者支援のために送るチャリティ・ベスト・アルバム。困難に立ち向かうすべての人々へ向けた、「何度でも」「朝がまた来る」といった名曲をセレクト。DCTの震災復興への想い“ソウル”が込められた、勇気を与える作品だ。
収録曲
01a little prayer
東日本大震災のチャリティ・アルバム『THE SOUL FOR THE PEOPLE』のプロローグ・ナンバー。歌詞入りのプロローグで、大地震が起こり、それに派生した出来事での悲しみや怒り、疲れを癒す、温かいメッセージが詰まっている。
02何度でも
フジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』第3シリーズ主題歌/映画『Mayu -ココロの星-』主題歌に起用された2005年2月リリースのシングル。東日本大震災チャリティ・アルバムにふさわしい、“何度でも”諦めずにがんばる人を応援するポジティヴなナンバーだ。
03TRUE、BABY TRUE.
2008年6月にリリースされたシングルを、東日本大震災チャリティ・アルバムに収録。肩に力が入りすぎるとき、ついつい強がってしまうようなときに心を軽くしてくれる、ドラマティックな展開のアップ・テンポなナンバーだ。
04その先へ (feat.FUZZY CONTROL)
FUZZY CONTROLを迎えた2009年リリースの47枚目のシングル。東日本大震災チャリティ・アルバム収録に見合う、“その先へ”というメッセージが力強い。心地よい流麗なメロディも印象的な、フジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』第4シリーズ主題歌。
05MERRY-LIFE-GOES-ROUND
2008年6月リリースのシングル。“はだかになって もう一度 生まれよう”と繰り返される詞は、震災復興を願うチャリティ・アルバムにふさわしいセレクトだ。人生はいつでも、何回でもやり直せるというメッセージを込めたミディアム・ナンバー。
06ねぇ
淋しいとき、辛いとき、悲しいとき、泣きたいときを過ごしている人々へ向けたバラード。「だいじょうぶ」と語りかけるような吉田美和の歌唱は、すべてを包み込むように優しい。映画『FLOWERS』主題歌/資生堂「TSUBAKI」CMソングの48thシングル。
07MIDDLE OF NOWHERE
2008年11月に発表のシングル「連れてって 連れてって」のカップリングとしてリリース後、東日本大震災チャリティ・アルバムに収録。人生を海、そして人を船にたとえたポジティヴな歌詞と爽快かつ温もりあふれるサウンドが絶妙にマッチしている。
08空を読む
37thシングル「何度でも」のカップリングで、ラジオのファン投票で2位になったことがある名曲。思いどおりにはいかない人生をそれでも前向きに進もうとする歌詞が爽快だ。“どうして人は空を見上げるんだろう?”には、復興への手掛かりが隠されているかのよう。
09朝がまた来る
東日本大震災チャリティ・アルバムに収録された、99年1月発表のシングル。忘れられない好きな人がいる自分自身に“思いよ 逝きなさい」と諭す、感情に流される自分と現実主義の自分が同居する心の動きの交錯をドラマティックに描いた名曲だ。
10愛するこころ
9thアルバム『SING OR DIE』収録曲。ミドル・テンポのダイナミックなドラミングや高揚感をあおるメロディが、ドラマチックなサウンドを展開。何を失っても“愛するこころ”があれば怖くないという想いは、震災後の人々に勇気を与えるはずだ。
11IT'S ALL ABOUT LOVE
東日本大震災チャリティ・アルバムに収録された、2002年9月リリースのシングル。全編英詞で書かれた、2001年9月11日発生のNY同時多発テロを受けて作ったというR&Bテイストのハートウォーミングなナンバーだ。
12a little waltz
6thアルバム『MAGIC』収録曲。穏やかな空気が流れる陽だまりを想像させる、和やかなワルツ。好きな人を思う気持ちを大切にしたくなる、優しい気持ちになれる一曲だ。チャリティ・アルバム『THE SOUL FOR THE PEOPLE』にも収録。