ミニ・レビュー
芥川也寸志(1925~1989)の代表的な管弦楽作品(その多くが1950年代頃に書かれたもの)を収めた2枚組。彼のモダンで実験的でありながら親しみやすい作風には、近代ロシア/ソ連音楽の影響が感じられる。作曲家自身が指揮する新交響楽団の演奏はさすがの説得力。
ガイドコメント
指揮者、作曲家として戦後の国内音楽に多大な功績を残した芥川也寸志の作品集。初期の代表作「交響三章」「交響管絃楽のための音楽」などを収録。芥川が創立に関わった新so.とのリハーサル音源やインタビューも収めた貴重な一枚だ。
収録曲
芥川也寸志:
[Disc 1]
01交響三章-トリニタ・シンフォニカ
02交響管弦楽のための音楽
03絃楽のための三楽章-トリプティーク
04自作と新響を語る
05交響三章-トリニタ・シンフォニカより (リハーサル風景)
06交響管弦楽のための音楽より (リハーサル風景)
[Disc 2]
01交響曲第1番
02エローラ交響曲
03チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート
04アレグロ・オスティナート
05武蔵坊弁慶
06エローラ交響曲より (リハーサル風景)
演奏
新交響楽団 [1] [2] (1)(2)(4)~(6)芥川也寸志指揮 [2] (3)山岡重信指揮 安田謙一郎(VC)
録音
[1] (1)79.8 [1] (2)~(6) [2] (1)(2)(4)~(6)86.11 [2] (3)8