ミニ・レビュー
なんでまたと思いつつ、でもだからこそ何をどうと期待してしまう選曲と顔合わせ。オケの響きは引き締まってクリアかつ明晰。ピアノも、リストが開発した音のパワーと煌きを十全に魅せながら、畳みかけ煽り立てる素振りは一切なし。スタティックなくらいに音が表情を換えてゆく。異貌のリスト。
ガイドコメント
巨匠バレンボイムがブーレーズ率いるシュターツカペレ・ベルリンとの共演で奏でるリスト。バレンボイム、ブーレーズ両者にとって初となるピアノ協奏曲で、円熟の演奏でリストの世界を見事に描ききっている。
演奏
ダニエル・バレンボイム(P) (1)(2)ピエール・ブーレーズ指揮 シュターツカペレ・ベルリン