ミニ・レビュー
チェコの若手団体。彼らの演奏の良いところは、弦楽四重奏にありがちな、細部を必要以上に追求する禁欲さを表立たせないところである。といってもアンサンブルはきっちりしており、その嬉々として演奏している雰囲気が非常に良い。特に第13番が傑出。
ガイドコメント
2004年にプラハ芸術アカデミー出身者で結成されたパヴェル・ハースSQによるドヴォルザークの弦楽四重奏集。弦の国・チェコの伝統を描きつつ、新たな感性を絶妙に加えた鮮烈なドヴォルザークが楽しめる。
収録曲
ドヴォルザーク:
01弦楽四重奏曲第13番ト長調op.106 B.192
02弦楽四重奏曲第12番op.96「アメリカ」B.179