ミニ・レビュー
森麻季は声質的には細いようだが強靭な声をもったソプラノ歌手だ。R.シュトラウスとリストの歌曲をカップリング。「4つの最後の歌」は大勝秀也指揮、新日フィルとの共演。柔軟でありながら表現は情感豊かで叙情味にあふれ、オーケストラのスケールと見事にマッチした歌唱を聴かせている。
ガイドコメント
美しい歌声で活躍の場を広げるソプラノ歌手、森麻季のアルバム。ドイツ・ロマンの傑作、R.シュトラウス「4つの最後の歌」にくわえ、リスト「愛の夢第3番」の歌曲版などを収録。生と死を見つめた深い世界を表現している。
収録曲
R.シュトラウス:
014つの最後の歌
02明日には
03夜
04解き放たれて
05万霊節
リスト:
06おお、愛しなさい、愛しうる限り (愛の夢第3番)
07ローレライ
08ペトラルカの3つのソネット
演奏
森麻季(S) (1)大勝秀也指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 (2)〜(8)山岸茂人(P)