ミニ・レビュー
ソリストとしても活躍する二人による3枚目のアルバムは、がらりと趣を変えて、エンタテインメント性の高い、色彩感の豊かな作品をずらりと並べた。時に過剰だったりするピアニスティックな編曲を自らも楽しみながら、気品ある演奏を聴かせる。ますます注目のデュオだ。
ガイドコメント
藤井隆史と白水芳枝からなるピアノデュオドゥオールの3枚目のアルバム。ショパン「幻想即興曲」や「小犬のワルツ」の2台ピアノ版をはじめ、「牧神の午後への前奏曲」などなじみ深い楽曲を並べ、磨き上げられた見事な美音を奏でている。
収録曲
01牧神の午後への前奏曲 (ドビュッシー)
02スカラムーシュ (ミヨー)
03シテール島への船出 (プーランク)
04子犬のワルツ (ショパン/サミュエルソン編)
05幻想即興曲 (ショパン/グールド&シェフター編)
06「ドン・ジョヴァンニ」の回想 (リスト)
07主よ、人の望みの喜びよBWV147 (J.S.バッハ/ヘス編)
演奏
ピアノデュオ ドゥオール(藤井隆史&白水芳枝)(P)