“エイトー、一発！”の雄叫びで始まる、ゴッタ煮感みなぎるロック・チューン。怒髪天が手掛けた全編関西弁のベタな浪花節で、ノリは最高潮。“ナンボのモンじゃい！”と泣き笑うコテコテな展開も関ジャニらしい。派手なブラスも効果的。中村達也＆KenKenが参加。

藍坊主の藤森真一が詞曲を手掛けたロック・チューン。檻を飛び出した百獣の王が初めて見た世界に衝撃を受けながらも、負けるもんかと叫ぶストーリー。爽やかでホロ苦い疾走するビートと少年のように清々しい歌唱が魅力だ。

夢を描いたあの頃の思いを忘れずに、このまま明日へ向かって旅を続けていこうと語る友情ソング。クールでスタイリッシュに幕開けるロックだが、高らかなブラスに導かれて次第にテンションもハイに。イキイキとした歌唱が勇気をくれる。

「渚のシンドバッド」風のフックからにぎやかポップへと展開する16枚目のシングル。ブラス＆ハーモニカも盛り上げる北川悠仁（ゆず）らしい遊び心満載の世界に、関ジャニのメンバーも同乗。テレビ朝日系アニメ『クレヨンしんちゃん』オープニング・テーマ。

ROCK'A'TRENCHの山森大輔が手掛けた、晴れわたる青空の下で弾ける姿が想像できるようなグルーヴィなポップ・チューン。ラップ風のヴァースや“Everyday〜”の屈託ないコーラスなど、天真爛漫な関ジャニが楽しめる曲だ。

大倉忠義出演TBS系ドラマ『生まれる。』主題歌の18枚目のシングル。日常を振り返りながら、いつも言えなかった「ありがとう」という感謝の念を綴ったハートウォームなミディアム・スロー・バラードだ。飾らない素直な歌唱も含め、母の日に送るのにふさわしい一曲。

メンバーの安田章大が詞曲を手掛けたエレクトロ・ダンサー。これまでの関ジャニには見られないミステリアスな世界観に驚かされる。ローファイ、逆回転、空白ブレイク……など、独創的で幻想的なアレンジも凝っている。

後悔が募る恋を巡らす失恋ソング。悲しき吐息のようなラップ導入や水滴音、美しい水面を想わせるストリングスなどが、切ないR＆Bを形作るのに一役買っている。関ジャニのイメージを覆す、アダルトなラヴ・バラードだ。

新垣結衣＆錦戸亮主演フジテレビ系ドラマ『全開ガール』主題歌の19枚目のシングル。不器用な男が愛する想いをひたむきに伝えるラヴ・ソング。ちょっぴりビターなバンド・サウンドとマッチした、思いの丈を飾らずに言う歌唱がホロリとさせる。

歌謡ロック調に乗せて、手のなかにある君の温もりを実感する朗らかな曲。チラリと切なさが見えるメロディも、陽気なブラス・アレンジで関ジャニらしさを演出。映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』主題歌となった16枚目のシングル。

抱えこんだり一気に吐き出したりと人生はダムみたいなもの……ダムに溜め込んだものをフリーに（解放しよう）と説く爽やかポップ。楽曲を提供したスキマスイッチ節全開のキャッチーなナンバーだが、それぞれの個性的な歌唱が関ジャニらしさを生んでいる。

RYO、DJ KOHNOとケツメイシのメンバーが提供したアッパー・ポップ。ヴァースはメロディやラップ風の歌唱ともにケツメイシ印だが、抜けのよいコーラスは関ジャニらしいハツラツさが爆発。輝く大人になるために今日も駆けろ！という熱いメッセージ・ソングだ。

「おかえり」と待っているのは、いつも見慣れたマイホーム……ありふれた日常への感謝と明日への希望を綴った温かい曲。しんみりせずに底抜けに明るいのは、彼らの個性ならでは。錦戸亮主演テレビ朝日系ドラマ『犬を飼うということ〜』主題歌の17枚目のシングル。

九州男の提供曲ならではのつづら折りのリリックが印象的なメッセージ・ソング。生きていくなかで忘れられがちな純粋な思いを確かめ、思い描いていた綺麗な咲かそうと鼓舞させる。衝撃はないが、ズッシリと腹に響く語り口調の歌唱が絶妙だ。