ミニ・レビュー
曲を出すたびに配信シングル・チャートで1位を獲得し、不動の人気を誇るソナポケのサード・アルバム。本作も恋愛における心模様を的確に表現したラブ・チューンが目白押し。キャッチーなメロディからなるアッパーからバラードまで幅広い楽曲は、リスナーの心を裸にする滋味にあふれている。
ガイドコメント
デジタルシングルでチャート1位を獲得するなど人気を誇る、ソナーポケットの3rdアルバム。「ラブレター。〜いつだって逢いたくて〜」「365日のラブストーリー。」などのシングルを含む、心を温かく包み込むようなナンバーを多数収録。
収録曲
01365日のラブストーリー。
いきいきと踊るストリングスをバックにメロディアスなダンス・サウンドが走る9thシングル。ともに過ごし増える記念日や思い出、春夏秋冬これから何十年経っても離れることはないという熱い気持ちを吐露。ウェディング・ソングとしてもピッタリなナンバーだ。
02ラブレター。〜いつだって逢いたくて〜
あふれるばかりの“逢いたくて、逢いたくて”たまらない感情を綴った8thシングル。これほどまっすぐな愛の告白は重荷も生みそうだが、そこは切なさに訴えないほっこりしたソナポケらしいトラックでハートウォームにまとめている。
03「でも…。でも…。でも…。」
寂しさを埋めたくて会うけれど、結局は先の見えない関係……訳ありの恋のストーリーを描いたデジタル4thシングル。思わず涙がこみ上げるような“さよなら さよなら〜”のフックと女性のバック・コーラスが心を揺るがす。
04一期一会
スピーディなビートが走るロック・サウンドとヴォーカル・エフェクトが新鮮な印象を与えるアッパー・チューン。辛く負けそうな日々を乗り越える絆……自分を強くしてくれている出会いへの感謝を、イキイキとしたヴォーカルで披露している。元気と勇気を呼び起こす歌だ。
05ゴメンね…。〜お前との約束〜
“100年先まで幸せにするから”という約束を守れず、別れてもずっと想いが消えないやるせない気持ちを綴った失恋ストーリー。瑞々しい鍵盤とストリングスが一途な想いを代弁するようで、清々しい。デジタル3rdシングル。
06世界で一番ステキな君へ。
決して君は独りじゃない……大切な存在の君に対して送る愛のメッセージ・ソング。“どんな時も俺がいるよ”という頼りがいのある男が主人公だ。優しくも芯の強いポップ・サウンドが明るさを生む、デジタル5thシングル。
07応援歌
元気が沸いてくるようなエネルギッシュなサウンドで展開する、ダンサブルなアッパー・ポップ・ロック・チューン。“タッタッタ、タッタタ〜ラララ”のバック・コーラスや“頑張れ!”を連呼するフックが背中を後押ししてくれそうな、文字通りの応援ソングだ。
08MIKATA
ゴリゴリと突き進むギター&ドラムに分厚いベースと、ロッキンなバンド・サウンドが特色。エフェクトを効かせたヴォーカルを駆使しながら、“俺だけは味方だから”と語りかける。曲風が転換する中盤以降の展開が、従来のソナポケ節とはひと味異なって斬新だ。
09泣いてもいいんだ
順風満帆に行くことなんて滅多にない……夢へなかなか進まない現実に、強がらずに泣いてもいいんだと語りかけてくれる優しさあふれるメッセージ・ソング。焦らずまた一歩ずついけばいいの声は、きっと勇気づけてくれるはずだ。
10ホントお前で良かった。
性格も趣味も違う二人がぶつかり合いながらも互いの良さに気づいて、幸せな笑顔を増やそう……大切な一生のパートナーへのラヴリーなメッセージ。リズミカルなポップ・サウンドで描く、大好きな“お前”へのラヴレターだ。
11好きだよ。〜100回の後悔〜 (アコースティックver.)
デジタル1stシングルのアコースティック・ヴァージョン。井上龍のピアノと高慶“CO-K”卓史のギターはそっと添える程度ゆえ、逢いたい気持ちを吐露した歌声がささやかながらも生々しく響く。失恋の痛みがジンジンと刻まれるアレンジだ。
12MY SWEET HOME
家族、友人、仲間たち……いつでも背中を押してくれたり、包んでくれたのはこの街だったと歌う地元愛ソング。温かく優しいメロディとリズミカルな曲風で、ホッとする安らぎを演出。シンガロング必至のフックは、涙と元気を誘いそうだ。
13ソナサポに贈る歌〜SSCのテーマ〜
SSCとは“ソナーポケット・サポーターズ・クラブ”の略。“ソナサポが俺らの支え”と感謝を示した、文字通りファン(=“ソナサポ”)へ贈るダンサブルなナンバー。後半に登場するコール&レスポンスは、深い絆を確かめる証だ。