ミニ・レビュー
NHKのラジオ番組『現代の音楽』の過去の遺産が続々CD化され始めた。NAXOSの快挙である。本作は黛の1950年代の作品。すでに日本回帰が始まっているが、まだ日本音楽の特徴を素材として扱いさまざまな実験をしているころだが完成度が高い。演奏もなかなか素晴らしく、音も予想以上に良い。★
収録曲
黛敏郎:
01七人の奏者によるミクロコスモス
02作品を語る
03オーケストラのための「呪」
04プリペアド・ピアノと弦楽のための小品
05ミュージック・コンクレートによる「カンパノロジー」
演奏
(1)岩城宏之指揮 北村維章(クラヴィオリン) 伊部晴美(EL-G) 小野顕(ミュージカル・ソウ) 外山雄三(P) 小宅勇輔,小林美隆,近衛秀健(PERC) (3)森正指揮 NHK交響楽団 (4)岩城宏之指揮 坂本玉明,竹内智子(VN) 奥邦夫(VA) 藤本英雄(VC) 本庄玲子(P) (5)NHK電子音楽スタジオ制作
録音
(1)57.3 (3)67.11 (4)57.10 (5)59.11