[Disc 1]
01This Is My Life
明日を生きるための思いを詰め込んだコンシャスなダンサー。エフェクトを駆使するもT.Kura&michico夫妻にしては比較的肉をそぎ落とし、苦境から立ち上がるためのメッセージに意識を集中させた作風だ。FUJITSU「ARROWS」イメージ・ソング。
02NEVER LOSE
絶対負けたくない、叶うまで立ち止まらずに進むんだと誓うメッセージが、心に勇気を宿してくれる。歌い口はやわらかだが芯は固く強く、BACHLOGICによる清涼感漂うトラックはスッと耳を傾けさせる。GREE「聖戦ケルベロス」CMソング。
03あなたへ
ATSUSHI作詞の38thシングル。マシコタツロウのハートウォームな旋律と“響け Ding Dongチャイム”のフックが耳に溶けるウィンター・ラヴ・バラードだ。冬空を見上げて春を夢見る情景が浮かびそう。「ARROWS Kiss」イメージ・ソング。
04命の花
「あなたへ」と同様マシコタツロウ作曲のバラードだが、こちらは繊細さを持ち合わせた切なくドラマティックなメロディ・ラインが特色。震災に影響されたと思しき絆について問うたTAKAHIROの詞は、私情を超えた普遍的なものとなっている。
05Everlasting Song
初めてSHOKICHIが詞曲を手掛けたミディアム・スロー。メロディはEXILEマナーに則ったシンプルなものだが、四家卯大率いるストリングスによる効果的な演出により、訴求力を増したバラードへ昇華。未来のために今を大切に、というメッセージ・ソングだ。
06Beautiful Life
テレビ朝日系ドラマ『俺の空 刑事編』主題歌。ATSUSHIとSHOKICHIが描いた詞は、夢が叶わなくても素晴らしき人生はやって来るいう人生賛歌。弱った心に勇気をもたらす生命力に満ちたサウンドが胸躍らせる。背中を押してもらいたい時に是非聴きたい曲だ。
07DANCE EARTH-BEAT TRIP-
世界中の人たちとダンスを通じて繋がりたいという想いをスポークンワーズに託したUSAからのメッセージ。自然風景が浮かぶ効果音や吉田兄弟による津軽三味線など、地球各地を巡るような色彩豊かな展開が印象的。コンシャスなダンス・トラックだ。
08LA・LA・LA LOVE SONG
久保田利伸の代表曲のカヴァー。それぞれ声質が異なるヴォーカルが交互に登場するだけでなく、バラード風イントロからの展開や原曲のナオミ・キャンベルのパートをエフェクト使いするなどアイディア豊か。ノリの良さは当然の好カヴァーだ。
09Make It Last Forever
作詞曲をlil' showy、プロデュースをSTYが担当。エフェクトなど電子的な風味付けをしながら、あくまでもヴィンテージを醸し出す曲風がいい。NESMITHとSHOKICHIが運命の人へ想いを語るソウルフルなミディアムR&Bだ。
10PLACE
明治「Dorea」CMソングとなったTAKAHIROのソロによるミディアム・バラード。悲しみが影を落とす日々に疲れても、明日を信じれば必ず希望が訪れると語るメッセージ・ソングだ。TAKAHIROの歌唱は包容力に満ち、どこまでも優しいララバイのよう。
11today...
ATSUSHIが描いたのは、愛する人がいる相手との恋。すれ違いが生んだラヴ・ストーリーを微笑ましくも切ないメロディに乗せたミディアム・バラードだ。FLOWERの水野絵梨奈のセリフを導入した臨場感を高めた演出が効果的。
12Ti Amo (Unplugged Version)
松尾潔得意のすれ違いの恋を描いた28thシングルのアンプラグド版。原曲は濃密だが、ここでは石成正人のアコギを駆使して深い哀愁で覆われたラテン風を強調。もどかしい恋をさらりと伝える大人のアレンジに、天倉正敬もドラムでサポート。
13I Wish For You (Tower Of Wish Version)
35thシングルの“願いの塔”ツアー版。T.Kura&michico夫妻による爽快なミディアム・ダンサーだが、冒頭にメンバーの“願い”をゆったりと届けるようなスロー・パートを導入。コーラスでの開放感がより高まったアレンジだ。
14Rising Sun
大勢で繰り広げるダンスが壮観なPVも印象的な37thシングル。東日本大震災の復興のメッセージとして、日本と明日の希望の象徴となる“日の出”をフックに込めたホープフルな4つ打ちハウス・ダンサーだ。作詞はATSUSHIが担当。
15Someday (House Mix 2012)
レコード大賞も受賞した30thシングルのハウス・リミックス。元来、開放感に満ちた爽やかな曲だが、DJ KAYAとおがわあゆむが軽やかな4つ打ちハウスのアレンジへと変身。どこまでも広がる青空のような満面の清々しさを、スタイリッシュにプラスしている。
[Disc 2]
01Freak Out (feat.DOBERMAN INC)
「24karats」などで相性の良さは実証済みのDOBERMAN INCを迎えたパーティ・ダンサー。T.Kura&michico夫妻による90年代ブラコン風味のダイナミックな展開で、覚悟を決めたら行けるとこまで行くと叫ぶ男気全開ソングだ。
02Another World
森大輔によるスムース・ダンサー。なめらかなメロディ・ラインに乗せて、君と描く新しい世界への期待を綴ったラヴ・ソングだ。清爽で輝かしい歌唱やサウンドは、未来を夢見る二人にふさわしい。NATURAL BEAUTY BASIC CMソング。
03願い (Album ver.)
アルバム『願いの塔』制作の契機となったと思われる曲。ニルソン「ウィズアウト・ユー」風のオーソドックスなバラードだが、流麗なストリングスが感動のクライマックスをサポートし、誰もが優しく愛で満たされた世界にという想いに強い訴求力を与えている。
04言葉にできない
オリジナルはオフコースで、小田和正版も著名な失恋バラードのカヴァー。胸がはちきれそうな切ないヴァースからフッと緊張の糸が切れたような優しさに満ちたコーラスへの展開を、てらいなく歌うのがいい。“ラーラーラー……”のフレーズをじっくりと噛みしめたい一曲。
05Change My Mind (feat.VERBAL)
「銀河鉄道999」で共演したVERBALを迎えてEXILE曲をセルフ・カヴァー。失恋による孤独を紛らわすため欲望に走る男の弱さを歌うが、楽曲の切なさ加減は少なく意外にも伸びやか。VERBALの出番も過不足ない、晴れやかなダンサーだ。
06Ooo Baby
ソウル・テイストに満ちたソロ2ndシングル。スウィートなエレピ、ムーディなバック・コーラス、中盤のトークボックスなど、メロウな要素で導くメイクラヴァーだ。ATSUSHIもファルセットを多用して、この濃密な世界を彩っている。
07いつかきっと…
信じていればきっと光が見えるはず……不安や挫折を感じても諦めないと誓いを綴るミッド・バラード。ささやかな鍵盤とストリングスとともに歌いあげるシンプルな曲風が、強いメッセージとして胸に刻まれる。テレビ朝日系ドラマ『陽はまた昇る』主題歌の1stシングル。
08BLACK RAIN
時が経てば悲しみや辛さもやり過ごせるけれど、どこか虚しいのは“君がいない”という現実……。悲しい涙を「黒い雨」と描写したセンチメンタルなバラードだ。ほんのりエレクトロな味付けをした、憂いのメロディ・ラインが印象的。
09So Special (Version EX) (EXILE ATSUSHI+AI)
AIとコラボしたナンバーのEXヴァージョン。二人が出会ったのはきっと愛し合うための運命なんだと語り合うラヴ・デュエットだが、パーソナルのみならず普遍的な愛を歌うようにも感じるスケールの大きさが魅力。UTA制作のどこまでも清々しいミッドだ。
10forever love
タイトルが示すような、オーセンティックなラヴ・バラード。ピアノとゴスペル風コーラスという深遠な世界観を創るには充分なバックを従えて、ATSUSHIが生きてこられたことへの感謝と永久の愛を誓う。感動的なウェディング・ソングだ。
11You're my“HERO”
マライア・キャリー「ヒーロー」のATSUSHI版とも呼べそうな、ハートウォームなメロディ・ラインや展開が魅力のミディアム・バラード。ゴスペル風コーラスをバックに、自分の尊敬すべき人への想いを熱を込めて歌いあげる。クラシエ「いち髪」CMソング。
12空の彼方へ
死別した人へ向けて送るレクイエム的なミディアム・バラード。空を見上げると胸に去来する在りし日の姿を想いながら、涙に暮れずおおらかに、語りかけるように歌う。夢見た旅が空の彼方へ消えるはかなさを、穏やかな旋律で絶妙に描写している。
13END OF THE DAY (A's Urban Version) (feat.Boyz II Men)
ボーイズIIメン『トゥウェンティ』収録の別版。詞に“end of the road”とあると、13週連続1位を記録した名バラードが思い浮かぶが、ここではテディ・ライリーの身軽さとUTAの輝かしい鍵盤アレンジを活かしたグルーヴィなR&Bに仕立てている。
14Golden Smile (feat.久保田利伸)
久保田利伸『Gold Skool』収録曲の別アレンジ版。星が流れ降るようなきらびやかなアレンジと温もりに主眼を置いた生音感覚が気持ちいい。久保田の貫禄のリードに安心してか、ATSUSHIの歌唱も伸びやか。実力派R&Bシンガーのソウルフルな共演だ。