ミニ・レビュー
今をときめくスター・ソプラノ、ゲオルギューの6年ぶりのソロ・アルバムは、レパートリーが重なる不世出の歌姫カラスへのオマージュ。リリックからスピントまで幅広いアリアを収録しているが、中でもヴェリズモ・オペラでの豊かな感情表出に魅了される。★
ガイドコメント
ゲオルギューによるマリア・カラスへのトリビュート・アルバム。「椿姫」「カルメン」「ワリー」「メデ」「サムソンとデリラ」など、ゲオルギューが得意とするレパートリーの数々を圧巻の歌声で披露している。
収録曲
01歌劇「ラ・ボエーム」〜あなたの愛の呼ぶ声に (ミミの別れ) (プッチーニ)
02歌劇「ファウスト」〜トゥーレの王…何と美しいこの姿 (宝石の歌) (グノー)
03歌劇「海賊」〜その無心の微笑みで (ベッリーニ)
04歌劇「道化師」〜大空を晴れやかに (レオンカヴァッロ)
05歌劇「サムソンとデリラ」〜あなたの声に心は開く (サン=サーンス)
06歌劇「ラ・ワリー」〜さようなら、ふるさとの家よ (カタラーニ)
07歌劇「カルメン」〜恋は野の鳥 (ハバネラ) (ビゼー)
08歌劇「アンドレア・シェニエ」〜亡くなった母を (ジョルダーノ)
09歌劇「メデア」〜あなたの子供たちの母親は (ケルビーニ)
10歌劇「ル・シッド」〜泣け、泣け、わが目 (マスネ)
11歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」〜あわれな花よ (チレア)
12歌劇「椿姫」〜不思議だわ! (ヴェルディ)
13歌劇「椿姫」〜いつも自由で、花から花へ (ヴェルディ)
演奏
アンジェラ・ゲオルギュー(S) マルコ・アルミリアート指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団