ミニ・レビュー
3.11震災の被災地に心を寄せ、童謡や唱歌などから外国の伝承曲やポップスのなじみの歌の数々をアレンジし、曲を組み合わせて構成した作品。上田正樹の音楽ルーツを披歴するかのようなビートに乗せてうたわれていく。時に同情し、いたわり、祈り、希望を持とう……とじんわりと励ます。
ガイドコメント
日本を代表するソウル・シンガー、上田正樹のアルバム。“3.11”以降、現在の日本が求める“心の歌”を童謡に込めて、独自の感覚と音楽性で表現した意欲作だ。気仙沼の漁師と出会って生まれた「今ある気持ち」の新ヴァージョンも収録。
収録曲
01ふるさと
02月の沙漠
03夏の思い出〜Summertime〜夏の思い出
04叱られて
05I've been working on the railroad (線路は続くよどこまでも)
06Twinkle twinkle little star〜Stardust〜きらきら星
07海〜あなたに歌を〜My Bonnie
08Old folks at home〜赤とんぼ〜Hard times
09My old Kentucky home〜故郷を離れて暮らすすべての人たちへ〜
10We shall overcome
11500 Miles
12Puff
13今ある気持ち2012 Answer song
14天使たちに捧げる歌 (Tears of rain)
15森のうた