ミニ・レビュー
相当な技量と感性をもった稀代の若手だ。ヴィエニャフスキ、ショーソン、ドビュッシー、それぞれ音楽のタイプや内容は異なるものを弾きこなす華麗なアルバムである。音色は美しく表現力も大胆かつ繊細。キョンファの再来が頭をよぎるが、それ以上かも。今後の活躍が楽しみだ。
ガイドコメント
2008年のロン・ティボー国際音楽コンクールで圧倒的な実力をみせて優勝した韓国生まれヴァイオリニスト、シン・ヒョンスのデビュー盤。匂い立つようなフランスもの2作品と高度な技巧で弾ききるヴィエニャフスキで高い音楽性を披露している。
収録曲
01華麗なるポロネーズ (大二重奏曲)第1番op.4 (ヴィエニャフスキ)
02創作主題による華麗なる変奏曲op.15 (ヴィエニャフスキ)
03詩曲op.25 (ショーソン)
04ヴァイオリン・ソナタ (ドビュッシー)