ミニ・レビュー
タイトルのように、トロンボーンがメロディ楽器でもあるとアピールした一枚。現代音楽のフィールドで活躍する村田が、“天使の声”と呼ばれたトロンボーンの原点をあらためて見つめ直し、柔らかく表情豊かなこの楽器の音色を聴かせてくれる。共に“歌う”河村のピアノも楽しい。
収録曲
01オペラ「アーサー王」〜もっとも美しい島 (セル)
02オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」〜エウリディーチェを失って (グルック)
03「無言歌集」op.62-6〜春の歌 (メンデルスゾーン)
04オペラ「カルメン」〜おまえの投げたこの花は (花の歌) (ビゼー)
05オペラ「タンホイザー」〜やさしい夕星よ (夕星の歌) (ワーグナー)
06ウィーンわが夢の街 (ジーツィンスキー)
07オペレッタ「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌 (レハール)
08愛の小径 (プーランク)
09音楽劇「三文オペラ」〜情夫 (ひも)のバラード (ヴァイル)
10ジェラシー (ゲーゼ)
11愛しのトロンボーン (ハインル)
12バターつきパン (モーツァルト)
13ミュージカル「オペラ座の怪人」〜シンク・オブ・ミー (ロイド=ウェッバー)
14フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン (ハワード/野澤美香編)
15ルーマニア民俗舞曲Sz.56 (バルトーク)
16うたうだけ (武満徹/野澤美香編)
17小さな空 (武満徹/野澤美香編)