ミニ・レビュー
4枚目のアルバム。約3年ぶりで、前作以降のシングル曲が6曲収録されている。東日本大震災に対して積極的な活動を行なってきただけに、希望や祈りを込めたような曲が中心となり、ポジティブな勢いを強く感じさせるアルバムだ。アッパーな曲やバラードも説得力がある。
ガイドコメント
オリジナルとしては2009年の『塩、コショウ』以来、約3年ぶりとなる4thアルバム。「花唄」「ミセナイナミダハ、きっといつか」「OH!!!!迷惑!!!!」などのシングルを含む、笑いあり涙ありのGReeeeNらしい“歌”アルバムだ。
収録曲
[Disc 1]
01歌うたわぬ!?〜言えるかな〜
68字もある超ロング・タイトルとなった4thアルバムのオープニング・ナンバー。タイトルどおり、アルバムのタイトルをメンバーが口々に言っていくスタイルの歌で、作品の幕開けにふさわしい、ポジティヴな雰囲気に満たされた楽曲だ。
02weeeek
男性アイドル・グループ、NEWSの7枚目のシングルにして、作詞作曲をGReeeeNが手がけた楽曲のセルフ・カヴァー。明るいメロディに乗せて月曜から日曜までをテンポ良く歌う、思わず口ずさみたくなるポップ・チューンだ。
03ソラシド
ピアノの音色が切なさをプラスする、青空のように爽快なナンバー。肩肘張らず、マイペースに“自由ZONE”を目指す、ポジティヴな歌詞が心地よい。サンバのリズムを間奏に取り入れており、夏にぴったりの楽曲だ。
04恋文〜ラブレター〜
映画『アントキノイノチ』主題歌に起用のバラード。結婚披露宴で披露するのも良さそうな、永遠の愛を誓ったストレートなラヴ・ソングだ。サビの力強い歌声とそれ以外の囁くような歌い方のコントラストにより、よりいっそうロマンティックに仕上がっている。
05Green boys
夢を諦めそうになっても歩き続けることの大切さを綴ったポップ・ナンバー。タイトルからして、デビュー前のGReeeeNのメンバーについてを回想しているとも読める。かっこ悪くてもがむしゃらに突き進むことの大切さがひしひしと伝わってくる熱い楽曲だ。
06花唄
キャッチーなメロディに超ポジティヴなメッセージを乗せた、これぞGReeeeNの真骨頂といえるポップ・チューン。くじけそうになっても“笑って行こう”と繰り返す、ひたすら前向きな歌詞が心を奮い立たせてくれる。
07オレンジ
資生堂「SEA BREEZE」CMソング起用の16thシングル。恋のはじまりのドキドキやワクワクとした気持ちを描いた歌詞を、疾走感あふれる爽やかなメロディでみごとに表現している。夏にぴったりのロック・チューンだ。
08pride
朝日放送「2012 ABC 夏の高校野球応援ソング」起用の、努力することの美しさを綴った超ポジティヴなナンバー。どんなに辛くても“自分で決めた道”へ向かって走り続ける固い意志を持った歌詞に、背筋が伸びること必至!
09緑のたけだ (緑とたけだ)
GReeeeN+武田鉄矢のユニット“緑のたけだ”名義の、東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」CMソング。ヴォコーダーを使用したヴォーカルや電子音をちりばめた、ユーモラスなラップを取り入れたパーティ・チューンだ。
10GOOD LUCKY!!!!! (グッキー)
GReeeeNとベッキー♪#によるユニット、グッキー名義の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 10周年記念ソング」に起用の楽曲。ゴキゲンなサンバ調のハイテンポなサウンドにアッパーな男女ツイン・ヴォーカルを乗せたパーティ・チューンだ。
11ミセナイナミダハ、きっといつか
辛いことがあっても泣かないようにしてきた男の、誰にも“見せない涙”の尊さを綴ったバラード。肩肘張って、強がって生きている人々に向けたメッセージ・ソングだ。フジテレビ系ドラマ『ストロベリーナイト』主題歌。
12every
滑らかなピアノの音色が美しいバラード・ナンバー。必ずしも思い通りにいかない日々を不安に思う気持ちを抱きながらも、それを乗り越えて前へ進んでいくという、心が軽くなる楽曲だ。アサヒビール「一番麦」CMソング。
13ワイはワイワイでいいワイ〜おまえワィ?〜
メンバー全員が歯科医師の免許を持つGReeeeNらしいタイアップとなった、花王「クリアクリーン」CMソング。マイナス思考に陥りがちな仲間を励ますような、ひたすらポジティヴな歌詞をちりばめたパーティ・チューンとなっている。
14OH!!!! 迷惑!!!!
呪文のような歌詞がキーワードになっている、アラビアの出張先でのできごとを綴った物語風のユーモラスなポップ・チューン。1980年代後半から1990年代前半のバンド・ブームの匂いがほんのり漂う、小学生から大人までが楽しめる楽曲だ。
15友達の唄
タイトルどおりの、大切な友達へ向けたバラード。青春時代をともに過ごし、嬉しい時も悲しい時も、辛い時も楽しい時も一緒にいた仲間との日々を回想した歌詞と情熱的なヴォーカルが絶妙にマッチした、感動の歌だ。
16アナタへの恋文〜ラブレター〜
アルバム『歌うたいが〜』のボーナス・トラックとして収録の、「恋文〜ラブレター〜」をアレンジしたナンバー。ストリングスとピアノの華麗なサウンドにより、しっとりと落ち着いた仕上がりになっている。ロマンティック度100パーセントのバラードだ。
[Disc 2]〈Blu-ray〉〈Music Clips〉
01GOOD LUCKY!!!!!
02花唄
03ソラシド
04恋文〜ラブレター〜
05ミセナイナミダハ、きっといつか
06オレンジ
07OH!!!! 迷惑!!!!