山下智久 / エロ

ガイドコメント

2012年7月25日リリースの2ndアルバム。シングル「愛、テキサス」はじめ、野島伸司作詞、前山田健一（ヒャダイン）作曲のタイトル曲「エロ」など、ヴァラエティに富んだ一枚。Jeff Miyahara、Rake、やくしまるえつこらが参加。

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山下智久×中田ヤスタカ（capsule）のコラボ曲「BABY BABY」に注目

（2012/07/03掲載）

チャート

収録曲

01愛、テキサス

自身が主演したTBS系ドラマ『最高の人生の終り方～エンディングプランナー～』主題歌。ティカ・αと永井聖一という相対性理論コンビによる楽曲で、タイトルどおりのウェスタン風味を醸し出しながらもどこか懐かしいメロディが哀愁たっぷりに響く。

02ERO （2012 version）

野島伸司が作詞を、前山田健一が作／編曲を担当したアルバムのタイトル・ナンバー。タイトルのとおり、歌詞には色っぽい言葉が並ぶ。スパニッシュなテイストをうまく落とし込んだサウンドも詞世界に拍車をかけたドラマティックなナンバーだ。

03カリーナ

ナオト・インティライミが詞曲を手がけたアップ・テンポなナンバー。イントロのベースのリフからラテンのテイストをふんだんに盛り込み、腰が動き出すような肉感的なリズムを構築。狂おしいほどに情熱的な恋をセクシーに歌い上げる。

04ロマンチック

大橋好規こと大橋トリオが作曲を手がけたスタイリッシュなポップ・チューン。AOR～ジャズあたりの手法を用いたオシャレなサウンドに乗せ、夏に訪れた弾けるような恋の予感を歌い上げる。絶妙な温度を表現したヴォーカルも見事。

05Shiver

ロック・テイスト全開のサウンドに全英詞が映えるナンバー。エモ・メロディック・パンク・バンド、GLORY HILLが制作に参加しており、エッジの立ったサウンドはホンモノ。それに負けない力強いヴォーカルを披露している。

06Hit the Wall

自身が作詞曲、さらに編曲まで関わったエレクトロ・チューン。ドープな力強いビートをバックに、愛しい君への想いを勝ち気に綴った英詞を歌い上げる。中盤に配したラップも見事にこなしており、彼の多才さを再認識させられる。

07BABY BABY

中田ヤスタカが提供したポップ・チューン。いわゆる“ヤスタカ・サウンド”ではなくピアノを中心とした爽やかなテイストで進むが、随所に彼ならではの仕事が潜む。落ち込む君を慰める温かな言葉を、優しく歌い上げる姿にドキッとさせられる。

08Be The ONE

Rake提供による、アコースティック・ギターの心地よいカッティングを中心に据えたハートウォームなナンバー。随所に入るフェイクやバックとの掛け合いなど、ライヴ演奏を聴いているかのような臨場感のある演出が楽しい。

09僕だけの君に

作詞・綾小路翔（氣志團）、作／編曲・渋谷慶一郎というユニークなコンビによるナンバー。愛しい君を諦めきれない心情を綴った歌詞、ピアノを中心に据えたサウンドとの相性は抜群だが、さらにそこに歪みをかけたアレンジはさすが。

10Turn Off The Lights

MONKEY MAJIK提供によるアップ・テンポなダンス・ナンバー。早急に走る4つ打ちのビートの上に、言葉数の多い歌詞を見事にハメていく山下の技量が見事。エフェクトをかけたヴォーカルも曲の世界にぴったりだ。

11悩みの森の真ん中で

“悩みの森”で迷うことがあれば、僕が一緒に歩くよと歌う感動的なバラード。カズンとしても活躍した漆戸啓による提供で、全編にわたってピアノとヴォーカルだけで構成されており、表現力豊かなヴォーカルをたっぷりと披露している。

12踊る夜

自身が制作に参加したエレクトリックなダンス・チューン。イントロに登場する印象的なリフがビートを引っぱる推進力の高いサウンドで、イタズラな君に惑わされる胸の内を見事に表現。中盤で一気に落とすアレンジも秀逸だ。

(12)ボーナストラック

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アーティスト

山下智久
1985年4月9日生まれ、千葉県船橋市出身の歌手／俳優。愛称は“山P（やまぴー）”。96年にジャニーズ事務所に入所。2003年にNEWSを結成。2005年に亀梨和也とのユニット“修二と彰”の「青春アミーゴ」がヒットし、翌年にシングル「抱いて……