ミニ・レビュー
2008年にヴラトコヴィッチが日本初演したホルン協奏曲、さらに1961年から90年代にかけてのペンデレツキの“管弦楽小品”を俯瞰するプログラム。ヴィトの保守的とも言えるアプローチは、これらの作品は現代音楽の域を離れて、もはや古典の領域に入っていることを実感させられる。
収録曲
ペンデレツキ:
01フルートと室内オーケストラのための「フォノグラミ」
02オーケストラのための「ヤコブ目覚めし時」
03弦楽オーケストラと打楽器のための「アナクラシス」
04オーケストラのための「デ・ナトゥラ・ソノリス1」
05ハープシコード、エレキ・ギター、ベース・ギター、ハープ、コントラバスとオーケストラのための「パルティータ」
06ホルンとオーケストラのための「ホルン協奏曲“冬の旅”」
演奏
アントニ・ヴィト指揮 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 (1)ウルズラ・ヤニク(FL) (5)エルジュビェタ・ステファンスカ(HC) ミハル・ピンダキエヴィツ(EL-G) コンラッド・クビッキ(G) バルバラ・ヴィトコウスカ(HP) イェルジ・チェムブルジンスキ(CB) (6)ジェニファー・モントン(HR)
録音
(1)(4)2008.9 (2)(3)2008.8 (5)2009.9 (6)2010.6