ミニ・レビュー
注目の女流作編曲家の処女作。骨格はジャズだが、ここには多様な音の要素が取り入れられ、各奏者の個性も含めて、すべての素材は彼女の鋭敏な感性が吟味したもの。それらが絶妙に重なり、混じり合い、鮮やかで生気に満ちた音楽として呼吸し、躍動している。そのオーケストレーションが見事だ。
ガイドコメント
ジャズ作曲家でピアニストの挾間美帆。マンハッタン音楽院大学院ジャズ作曲科の卒業を記念して、ニューヨークで制作されたデビュー・アルバムとなる。デビュー作とは思えない表現力の豊かさに圧倒される。
収録曲
01MR.O
02TOKYO CONFIDENTIAL
03BLUE FOREST
04JOURNEY TO JOURNEY
05PAPARAZZI
06BELIEVING IN MYSELF
07BALLAD
08WHAT WILL YOU SEE WHEN YOU TURN THE NEXT CORNER
09HIDAMARI
演奏
挾間美帆(指揮,(4)(6)P) キャム・コリンズ(AS,CL) 庵原良司(TS,SS,FL) アンドリュー・グタウスカス(BRS,B-CL) フィリップ・ディザック(TP,FLH) バート・ヒル(HR) マーク・フェルドマン,ジョイス・ハマン(VN) ロイス・マーティン(VA) メーガン・バーク(VC) ジェイムス・シップ,(2)ステフォン・ハリス(VIB) サム・ハリス(P) サム・アニング(B) ジェイク・ゴールドバス(DS) (4)クリス・レザ(指揮) スティーヴ・ウィルソン(AS)