ミニ・レビュー
デッカ移籍第1弾がベートーヴェンの全集である。「クロイツェル」とか第7番などは相当に熱と力がはいっているのが伝わってくる。第10番なども悪くないが、第1番〜第3番などの若さと刺激に満ちあふれたスリリングな演奏は、ことさら感動的である。
ガイドコメント
当代髄一のヴァイオリニスト、ギリシャが誇るカヴァコスによるベートーヴェンのソナタ全集。デッカからのデビュー盤にしてベートーヴェンのソナタ全曲を選んだ彼の自身と意気込みを感じさせる内容だ。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]
01ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調op.12-1
02ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調op.12-2
03ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調op.12-3
04ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調op.24「春」
[Disc 2]
01ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調op.23
02ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調op.30-3
03ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」
[Disc 3]
01ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調op.30-1
02ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調op.30-2
03ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調op.96
演奏
レオニダス・カヴァコス(VN) エンリコ・パーチェ(P)
録音
[1] (1)(4)2012.4 (2)(3)2012.2 [2] (1)2011.9 (2)(3)20