ミニ・レビュー
ゴージャスな「ワルツの夢」で幕開く愉しい歌の饗宴。幸田浩子がフォルクスオーパーの交響楽団をバックに繰り広げるオペレッタの名歌はあでやかなステージを彷彿とさせる。歌姫とウィーンの音楽家たちが古都の馥郁たる香りを部屋に運び、我々を夢の街へと誘う。★
ガイドコメント
日本を代表するソプラノ歌手、幸田浩子の2年ぶりとなる5枚目のソロ・アルバム。オペレッタの殿堂、フォルクスオーパーのオーケストラをバックに披露されるその歌声で、じっくりとウィーン情緒に浸ることができる。
収録曲
01オペレッタ「ワルツの夢」〜扉を開けて (フランツィの歌) (O.シュトラウス)
02オペレッタ「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌 (レハール)
03オペレッタ「こうもり」〜侯爵様、あなたのようなお方は (J.シュトラウス2世)
04オペレッタ「踊り子ファニー・エルスラー」〜シーヴェリングのリラの花 (J.シュトラウス2世)
05ワルツ「春の声」op.410 (J.シュトラウス2世)
06オペレッタ「お気に入り」〜私の心の皇帝 (シュトルツ)
07オペレッタ「小鳥売り」〜私は郵便配達のクリステル (ツェラー)
08オペレッタ「白馬亭にて」〜私の愛の歌はワルツでなければ (シュトルツ)
09オペレッタ「ボッカチオ」〜あなたの愛さえあれば (恋はやさし、野辺の花よ) (スッペ)
10ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 (J.シュトラウス2世)
11ウィーン、わが夢の街 (ジーツィンスキー)
演奏
幸田浩子(S) グィド・マンクージ指揮 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団