ミニ・レビュー
単なるポップ/ロックの枠を超越し、前衛的音楽の追求に余念のないスコットの通算14作目。前作を踏襲するまるで呪文のようなヴォーカルとアドリブ的なサウンドは、さらに鬼気迫る迫力を醸し、聴き手を圧倒。レディオヘッドら英ロックの癖者を魅了、カルト・ヒーローの頂点に立つ彼らしい一作だ。
ガイドコメント
ウォーカー・ブラザーズのメンバーとしてデビューしたシンガー、スコット・ウォーカーの前作から6年ぶり、通算14枚目となるソロ・アルバム。トリッキーな曲構成と不安感を煽るようなサウンドが印象的な「Epizootics!」ほかを収録している。
収録曲
01'SEE YOU DON'T BUMP HIS HEAD'
02CORPS DE BLAH
03PHRASING
04SDSS1416 + 13B (ZERCON, A FLAGPOLE SITTER)
05EPIZOOTICS!
06DIMPLE
07TAR
08PILGRIM
09THE DAY THE "CONDUCATOR" DIED (AN XMAS SONG)