ミニ・レビュー
NHK番組の連動CDブック第11巻はアフリカの伝統音楽。連想されがちな打楽器の曲だけでなく、言葉によるリズムや動物との会話とも思える歌まで、原始的で素朴であるがゆえ直接魂に訴えかける音楽の数々が聴ける。書籍の解説を読んで驚く曲もあるので、読みながら聴くことをお勧めする。
ガイドコメント
坂本龍一総合監修による音楽の百科事典シリーズの第11弾。今回はアフリカの伝統音楽を取り上げ、多彩で魅力あふれるサウンドを紹介してくれる。教授と文化人類学者の塚田健一氏による解説も興味深い。
収録曲
〈1.言葉と音の境界〉
01説話「卵を嫁にした男」 (ザンビア)
02鳥の聞きなし (ガーナ)
03笛言葉 (トーゴ)
04ムヴレレ合奏 (中央アフリカ共和国)
05ムヴレレ合唱 (中央アフリカ共和国)
06唱え言葉 (ブルキナファソ)
07ラリベロッチの歌 (エチオピア)
08臼突き歌 (ベナン)
09精霊の言葉:小鳥の仮面〜水を食う仮面〜パウォの仮面 (コートジボアール)
10ンドゥンバムウェレラ (儀礼ブルローラー) (ザンビア)
11ククーワ歌謡「チャウ」 (ザンビア)
12「イェリ」 (カメルーン)
13ククーワ歌謡「カンガ・ナカンガ」 (ザンビア)
14幼女の合唱 (コートジボアール)
15オンゴ・ホルン合奏 (中央アフリカ共和国)
16ワザ・トランペット合奏と歌「ワダベリ」 (スーダン)
17宮廷太鼓音楽フォントムフロム (ガーナ)
18王室トランペット:カーカーキー合奏 (ベナン)
19石琴独奏 (トーゴ)
20ウブフハ (ブルンジ)
21エンデク (木笛)独奏 (コンゴ民主共和国)
22フェラ (土笛)とヌエフェ (竹笛)の演奏 (雨の舞踊) (トーゴ)
23水太鼓「ダンスーム」 (ガーナ)
24水太鼓 (カメルーン)
〈8.音楽の始原〜音楽と鎮魂/アフリカの時間概念〉
25葬儀の詠唱 (コートジボアール)
26ドンゴ独奏 (ボツワナ)
仕様
特殊パッケージ仕様 (豪華ハードカバーブック仕様)