ミニ・レビュー
サクソフォンというと、持ち前の官能的で艶っぽい色やメカニカルな運動性、そして奏者自身の技巧を聴かせようとするもの。だがこの田端直美という演奏家は、すべてにおいて実に控えめ。それは時として物足りぬほどだが、サックスで見落とされやすいノーブルな面に光を当てている。
収録曲
01アヴェ・マリア (カッチーニ)
02カノン (パッヘルベル)
03恋のうぐいす (F.クープラン)
04G線上のアリア (J.S.バッハ)
05アヴェ・マリア (シューベルト)
06小犬のワルツ (ショパン)
07トロイメライ (シューマン)
08ヴェニスの謝肉祭による主題と変奏 (ドゥメルスマン)
09白鳥 (サン=サーンス)
10カンツォネッタ第1番 (ダンブロジオ)
11チャルダーシュ (モンティ)
12わが母の教えたまいし歌 (ドヴォルジャーク)
13ラプソディ (ドビュッシー)
14ハバネラ形式の小品 (ラヴェル)
15ジュ・トゥ・ヴ (サティ)
16愛の小径 (プーランク)
17リス (P.M.デュボワ)
18アリア (ボザ)