ミニ・レビュー
「アラベスク」が鳴った瞬間、ハープを思わせる豊かな音色。ドビュッシーがピアノで表現したものをギターで弾けば、そこに新しい魅力が生まれるはず。フランス音楽の多彩さをこの音色で表現する。それが鈴木大介の意図だろう。録音側もその狙いを意識しており、直接音と間接音のブレンドがみごと。
収録曲
01アラベスク第1番 (ドビュッシー/鈴木大介編)
02ディヴェルティスマン (フランセ)
03パッサカイユ (フランセ)
04ドビュッシーの墓に捧げる讃歌 (ファリャ)
05夢 (ドビュッシー/鈴木大介編)
06アラベスク第2番 (ドビュッシー/鈴木大介編)
07セレナータ (フランセ)
08デルフの舞姫 (ドビュッシー/鈴木大介編)
09亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー/鈴木大介編)
10遮られたセレナード (ドビュッシー/鈴木大介編)
11ミンストレル (ドビュッシー/カステルヌーヴォ=テデスコ編)
12セレナード (サマズイユ)
13月の光 (ドビュッシー/フランシス・クレンジャンス編)