ミニ・レビュー
2013年はヨハン2世の弟ヨーゼフの作品を特集、また生誕200年を記念してヴェルディとワーグナーの曲を演奏(両曲でのオケの張りきりぶりが楽しい)。各パートでソロを回す「エルンスト〜」ではソロ終了後の奏者に縫いぐるみを贈る演出も。全体はスッキリとした洒脱な味わい。
ガイドコメント
毎年1月1日に行なわれるVPOのニューイヤー・コンサートの2013年版はオーストリアの俊英、ウェルザー=メストが2度目の登場。「美しく青きドナウ」などの定番曲はもちろん、初演奏となる曲を取り入れ新味を出している。
収録曲
[Disc 1]〈第1部〉[Disc 1]
01スーブレット・ポルカop.109 (ヨーゼフ・シュトラウス)
02キス・ワルツop.400 (J.シュトラウス2世)
03劇場カドリーユop.213 (ヨーゼフ・シュトラウス)
04ワルツ「山の上から」op.292 (J.シュトラウス2世)
05喜歌劇「軽騎兵」〜序曲 (スッペ)
06ワルツ「天体の音楽」op.235 (ヨーゼフ・シュトラウス)
07ポルカ「糸を紡ぐ女」op.192 (ヨーゼフ・シュトラウス)
08歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲 (ワーグナー)
09ポルカ「二人きりで」 (ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世)
[Disc 2]
01ワルツ「金星の軌道」op.279 (ヨーゼフ・シュトラウス)
02ポルカ「ガロパン (使い走り)」op.237 (ヨーゼフ・シュトラウス)
03シュタイヤー風舞曲op.165 (ヨーゼフ・ランナー)
04メロディ・カドリーユop.112 (J.シュトラウス2世)
05歌劇「ドン・カルロス」第3幕のバレエ音楽〜プレスティッシモ (ヴェルディ)
06ワルツ「レモンの花咲くところ」op.364 (J.シュトラウス2世)
07幻想曲「エルンストの思い出、またはヴェネツィアの謝肉祭」op.126 (J.シュトラウス1世)
08ポルカ「おしゃべりなかわいい口」op.245 (ヨーゼフ・シュトラウス)
09新年の挨拶
10ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 (J.シュトラウス2世)
11ラデツキー行進曲op.228 (J.シュトラウス1世)
演奏
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団