ガイドコメント
Microsoft「Windows 8」CMソング「サティスファクション」をはじめとするこれまでのシングル・カップリング曲と、デビュー時からライブで話題&人気の初収録楽曲「プレイボーイ」などを収めたコレクション・アルバム。
収録曲
[Disc 1]
01S.L.Magic
メジャー・デビュー・シングル「DOLL」にカップリング収録されたストレートなロックンロール・チューン。恋に落ちた少女のドキドキを綴った歌詞をはじめ、ブリッジの“HEY!HEY!”というコーラスなど、随所に若さを感じさせる初々しいナンバーだ。
02TOKYO
イントロのファニーなギター・リフから、全体を通じてどこかトボけたような印象を与える不思議な浮遊感が魅力のナンバー。いわゆる“東京ソング”とは一線を画す、“見知らぬおじさん”を中心に据えた皮肉な歌詞も楽しい。
03ナツネイロ
“夏の匂い”をきっかけに君との思い出が洪水のようにあふれてくるさまを歌った、心に響くミディアム・アップ。ショート・ディレイを効かせたギターのカッティングが、過去に想いを馳せる心情にピッタリとハマっている。
04FUTURE
走り出しそうな勢いのあるイントロのギター・リフで一気に心を掴む、西川進が編曲を手がけたキャッチーなロック・チューン。“ユーツなモーニン”で幕を開ける1日にうんざりしながらも、未来への希望を綴った言葉が力強い。
05SO EASY
泥臭いアメリカンなテイストで進むロック・ナンバー。唐突にテンポが倍になるサビ、地の底までテンションが落ちるようなブリッジなど、自由気ままなアレンジが楽しい。楽曲制作時の合宿に出てきたという朝ごはんのメニューを歌詞にしてしまう勢いも心強い。
06星の降る夜に
ロマンティックなタイトルからは想像しづらい、暴力的なスピード感とワイルドなサウンドが刺さるパンキッシュなナンバー。ぶっきらぼうな態度を見せるストーリーも曲に合っているが、“最高!絶頂!ロマンス!”と歌うサビだけは思い切りポップ。
07KOSHI-TANTAN
攻撃的なリフが全編を支配するワイルドなミクスチャー・チューン。一人の男を二人の女で取り合う物語で、“乙女協定とは破られるためにあるもの”と平気で言い切る姿が若干怖い。ラップに近いテンション高めの歌唱も見事にキマっている。
08Midnight Television
京極夏彦の小説を原作としたアニメ映画『ルー=ガルー』挿入歌。児童たちが情報端末ですべてを管理される未来を描く作品の世界観に合わせた物語が綴られており、アレンジ面でも要所にデジタルで無機質な仕掛けを施している。
09Shining Sun
シライシ紗トリが作詞と編曲に参加したポップ・ロック・チューン。“未来はいつでも今日の私が創るものなの★”と、キュートに、けれどキッパリと言い切る姿がカッコいい。クラップを効果的に取り入れた爽やかなサウンドも力を与えてくれる。
10CUTE!
サンリオのキャラクター“シナモロール”とのコラボレート・ソング。“いつだって、キミのいちばんそばにいる。”というメッセージを大切な人へのエールとして投げかける歌詞が心に響く。リレーのようにメンバーが歌い継ぐ仕掛けも効果的。
11Emotion
RINAが初めて作詞曲を手がけたミディアム・アップのロック・チューン。胸の内に秘めた想いを伝えることのできない、もどかしい心境を飾らない言葉で綴った歌詞に心が痛む。苛立ちを表わしたようなサウンドも見事。
12サティスファクション
疾走感ある“wow wow〜”のコーラスが印象的な「Microsoft Windows 8」CMソング。カラっとしたアメリカンなテイストが楽しいパンク・ロック・ナンバーで、語感を大切にした歌詞のノリも良い感じ。
13Want you
MAMIが初めて作詞曲を手がけたハード・ロック調のテイストがワイルドなナンバー。ギタリストの彼女らしくヴィンテージ・ギターへの想いを綴っているが、セクシーな言葉遣いは男性へのメッセージにも聴こえる。長めのギター・ソロもクール。
14君に嫉妬中
抜けのいいドラム、キレのあるギターのカッティング、ウネウネとしつつリズムを的確に支えるベースが絡み合ったキラー・チューン。長い休符のキメなどをちりばめたアレンジなど、バンドとしての能力の高さを思い知らせてくれる。
15ひかれ
浮遊感のあるメロディが不思議な印象を与えるロック・ナンバー。恋のドキドキとも、バンド・メンバーに向けた想いとも取れる言葉が並ぶ。テクニカルなアンサンブルを交えつつ、とにかく各パートをジャカジャガ鳴らしたサビの高揚感は秀逸。
16ハッピーコレクター
映画『今日、恋をはじめます』のテーマ・ソングは、「I Fought the Law」を思わせるようなカラっとしたロック・チューン。“ローリンなエブリデー”“アクシデントにセイハロー”など、カタカナ英語丸出しの歌詞もキャッチー。
17プレイボーイ
ライヴ映えしそうなコール&レスポンスをはじめ、どこをとっても音圧&テンション高めのロック・チューン。気まぐれなプレイボーイにふりまわされる健気な女心を歌う。スポークン・ワード風のキュートなヴォーカルも楽しい。
[Disc 2]〈DVD〉
01プレイボーイ (MUSIC VIDEO)
02サティスファクション (MUSIC VIDEO)
03Welcome home (原点回帰の大阪城天LIVE映像)