ミニ・レビュー
透明な声を持つソプラノ岩見真佐子がシューベルトとヴォルフの20曲を歌う。清楚な佇まいの「アヴェ・マリア」に始まり、言葉に対峙して歌い繋いで最後の「ミニョンの歌」で少女の心を切々と歌い上げる構成が見事だ。「アナクレオンの墓」にリート歌唱の真髄を聴く。
収録曲
シューベルト:
01アヴェ・マリア (エレンの歌3)
02夜と夢
03月に寄せて
04憧れ
05戸外にて
ヴォルフ:「メーリケの詩による歌曲集」~
06四月の黄蝶
07捨てられた女中
08祈り
09古画に寄せて
10さようなら
11飽くことを知らぬ恋
12ねずみ取りのまじない
13隠棲 「ゲーテの詩による歌曲集」~
14お似合い同士
15花の挨拶
16アナクレオンの墓 “ウィルヘルムマイスターの修行時代”~
17ミニョン1
18ミニョン2
19ミニョン3
20ミニョンの歌