ミニ・レビュー
我が国オペラ界屈指のバス妻屋秀和の歌うヴェルディとワーグナー。ドイツでの活躍が長く「神々の黄昏」のハーゲンなど厭世的な雰囲気を醸して味わい深い。注目したいのは良く響く声を生かしたヴェルディ。フィリッポの苦悩を描き出した歌唱に心を打たれる。
収録曲
ヴェルディ:
01歌劇「エルナーニ」第1幕〜なんたることだ!お前は信じていたのだ
02「シモン・ボッカネグラ」プロローグ〜哀れな父の引き裂かれた思いは
03「マクベス」第2幕〜まるで天が落ちて来たような
04「ドン・カルロ」第3幕〜ひとり寂しく眠るだろう
05「アッティラ」第1幕〜私が自信にあふれていた頃
ワーグナー:
06「神々の黄昏」第1幕〜私は見張りのためにここに座り
07「さまよえるオランダ人」第2幕〜娘よ、歓迎のご挨拶を
08「ワルキューレ」第3幕〜さらば、勇敢で素晴らしい娘よ!
09「トリスタンとイゾルデ」第2幕〜本当にそうしたと?