ミニ・レビュー
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は白熱のライヴ。トリフォノフは、非常に勢いがありながら、冴えわたったクリアな音色を聴かせる。ゲルギエフ&マリインスキー劇場管も生彩に満ちている。後半はショパンやリスト編の独奏曲が集められ、トリフォノフの美質がいっそう明らかになる。
収録曲
01ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 (チャイコフスキー)
02少しショパン風にop.72-15 (チャイコフスキー)
03舟歌op.60 (ショパン)
04魔王 (シューベルト/リスト編)
05春の思い (シューベルト/リスト編)
06ます (シューベルト/リスト編)
07水の上で歌う (シューベルト/リスト編)
08町 (シューベルト/リスト編)
09献呈 (シューマン/リスト編)
演奏
ダニール・トリフォノフ(P) (1)ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場管弦楽団
録音
(1)2011.10,12 (2)〜(9)2011.10 2012.1,4