ミニ・レビュー
秀英ジャズ・ピアニストの2013年作は、いかに彼が審美眼にたけ、我が道を行かんとする意欲を持つかをあっさりと伝えるもの。豊穣なジャズ・ピアノ路線を取るのは当然として、今作はそこに瀟洒な三管音やヴォーカルやスポークン・ワードを思うまま入れているのがポイントだ。
ガイドコメント
若手のホープにして既に渡辺貞夫ら数々の名プレーヤーとの共演で日本での認知度も高いピアニスト、ジェラルド・クレイトン。コンコードに移籍してリリースとなった3枚目のリーダー作は、オリジナル曲を中心すえた「楽曲」重視の一枚。
収録曲
01A LIFE FORUM
02FUTURE REFLECTION
03SHADAMANTHEM
04SIR THIRD
05DEEP DRY OCEAN
06DUSK BABY
07MAO NAS MASSA
08PRELUDE
09SOME ALWAYS
10LIKE WATER
11UNHIDDEN
12WHEN AN ANGEL SHEDS A FEATHER
13SKYLARK
演奏
ジェラルド・クレイトン(P,EL-G,ORG,(10)VO) (1)(2)(4)(8)〜(10)(12)グレッチェン・パーラト,(1)(2)(6)(8)〜(10)(12)サシャル・ヴァサンダニ(VO) (1)〜(3)(8)(9)アンブローズ・アキンムシーレ(TP) (1)〜(3)(8)〜(10)ローガン・リチャードソン(AS) (1)〜(3)(6)(8)(9)デイナ・ステフェンス(TS) (1)〜(7)(9)〜(11)ジョー・サンダース(B) (1)〜(11)ジャスティン・ブラウン(DS) (1)カール・ハンコック・ラックス(SPOKEN WORD)