ザ・ストロークス / カムダウン・マシン [紙ジャケット仕様]

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ザ・ストロークス / カムダウン・マシン [紙ジャケット仕様]
CD
ミニ・レビュー
約2年ぶりの5作目。“ガレージ・ロック・リヴァイヴァル”の先頭にデッチ上げられたハイプな匂いをくぐりぬけ、彼らのルーツと思しきニューウェイヴ〜90年代以降のいわゆるUKロック風のポップ・サウンドを展開するが、終始控えめな佇まいが印象に残る。歌詞/和訳は付いてないが1曲追加。
ガイドコメント
前作『アングルズ』以来約2年ぶり、通算5作目となるアルバム。“ロックンロール・リヴァイヴァル”ムーヴメントを象徴する存在として駆け抜けてきた彼らがそれぞれのソロ活動を経た化学反応によって到達した、“モダン・エイジ”第2章といえる作品だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    2位 (2013/3/25)  ⇒  2位 (4/1)  ⇒  6位 (4/8)  ⇒  7位 (4/15)  ⇒  16位 (4/22)  ⇒  18位 (4/29)  ⇒  17位 (5/6)  ⇒  34位 (5/13)  ⇒  21位 (5/20)  ⇒  31位 (5/27)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    1位 (2013/3/25)  ⇒  2位 (4/1)  ⇒  9位 (4/8)  ⇒  7位 (4/15)  ⇒  19位 (4/22)  ⇒  20位 (4/29)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    1位 (2013/3/25)  ⇒  5位 (4/1)  ⇒  10位 (4/8)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    1位 (2013/3/25)  ⇒  4位 (4/1)  ⇒  5位 (4/8)  ⇒  9位 (4/15)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    1位 (2013/3/25)  ⇒  3位 (4/1)  ⇒  7位 (4/8)  ⇒  9位 (4/15)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    2位 (2013/3/25)  ⇒  5位 (4/1)  ⇒  9位 (4/8)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    1位 (2013/3/25)  ⇒  1位 (4/1)  ⇒  1位 (4/8)  ⇒  2位 (4/15)  ⇒  4位 (4/22)  ⇒  5位 (4/29)  ⇒  6位 (5/6)  ⇒  9位 (5/13)  ⇒  7位 (5/20)  ⇒  9位 (5/27)  ⇒  14位 (6/3)  ⇒  14位 (6/10)  ⇒  12位 (6/17)
収録曲
01TAP OUT
デリケートなギター・イントロから始まるナンバーは、張りつめた糸が解けていくような開放感あるディスコ・ポップへと転化。前アルバム『Angles』から多用されるヴォーカルのファルセット・ヴォイスは、この曲でも特別な存在として響いている。
02ALL THE TIME
ストロークスのパブリック・イメージといえば誰しもこういう曲を思い浮かべるし、その意味では懐古的でド直球なロック・ナンバー。しかし、単なる原点回帰にはとどまらずにタフなサウンドを生み出してくるあたり、古参ファンも唸らせる仕上がり。
03ONE WAY TRIGGER
80年代ダンス・ミュージックをオマージュして作られたような軽快なロック・ナンバー。レトロ感の強いシンセ音が良いアクセントを生み出し、裏声のヴォーカルが全編にわたってフィーチャーされ、浮遊感あるロックを演出している。
04WELCOME TO JAPAN
謎めいたタイトルがあらゆる想像を巡らせるが、曲調はファンキーで明快なロック・チューン。軽快でありながらダークさも潜ませたサウンドと抑揚の効いたギター・トーンから、メンバーが意気揚々とプレイする姿が浮かんでくる。
0580S COMEDOWN MACHINE
ノスタルジックな世界を醸し出すアルバムのタイトル・チューン。メロトロンが奏でる穏やかな旋律の中で淡々と歌う佇まいは、子守唄のような優しさを漂わせている。その奥でどこかクールで冷めた響きがあることも見逃せないミステリアスな印象も。
0650/50
3分に満たない短い時間の中で、一気に駆け抜けるロックンロール・ナンバー。ガレージ風の汚れたギター・リフも最高にカッコ良く、激しく鳴るビートが男臭い。荒々しくがなるヴォーカルを含めて、これぞロック・バンドの醍醐味といえる。
07SLOW ANIMALS
静寂に包まれた夜の摩天楼をイメージする、スタイリッシュなミディアム・ロック。低速ギアを保ちながらクールかつ淡々と演奏は続くが、沸点ギリギリのところで抑えられた緊張感を演出するあたりは、知的で技巧的なセンスを感じる。
08PARTNERS IN CRIME
いかにもストロークスらしい遊び心に富んだカラフルなロック・チューン。縦横無尽に飛び交うヴォーカルとギターのねじれた響きは面白く、それをボトムでしっかりとサポートするベース&ドラムの安定したビートには心強さを与えてくれる。
09CHANCES
高低差の激しい二重ヴォーカルがクセになるナンバーは、落ち着いたトーンでじっくり聴かせてくれる。アウトロで曲調が変化する流れを持ってくるあたりは、変化をいとわず進化を止めないバンドの攻撃的な姿勢を示しているかのようだ。
10HAPPY ENDING
シンセ音のようなキラキラしたギター・トーンが耳に残るロック・ナンバー。ミニマル的展開の曲は一歩間違うと単調で簡素な方向にまとまりそうだが、このバンドの音の魔法にかかれば、何の造作もなくドラマティックな楽曲へと仕上がる。
11CALL IT FATE, CALL IT KARMA
くぐもったヴォーカル、枯れたジャズ・トーンのギター、どこかしら50〜60年代のオールディーズ・ナンバーを意識しているのは間違いなさそうだ。レコードに針を落として聴いているようなメランコリックな情景は、アルバムの中でも異彩を放つ楽曲に。
12FAST ANIMALS
「スロウ・アニマルズ」のアップ・テンポ・ヴァージョン。映画のエンドロール的な役割を果たし、音の余韻に浸ることができる。ヴォーカル・テイクやサウンドが「スロウ〜」とは少し異なり、こちらほうがラフでくだけたテイクになっている。
(12)ボーナストラック
仕様
紙ジャケット仕様
封入特典
  • 解説
アーティスト
  • ザ・ストロークス
    米・ニューヨーク出身のロック・バンド。メンバーはジュリアン・カサブランカス(vo)、ニック・ヴァレンジ(g)、アルバート・ハモンド・ジュニア(g)、ニコライ・フレイチャー(b)、ファブリジオ・モレッティ(ds)の5名。1999年に結成。“ネ……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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