ジャスティン・ティンバーレイク / 20 / 20 エクスペリエンス

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ジャスティン・ティンバーレイク / 20 / 20 エクスペリエンス
CD
ミニ・レビュー
2008年ごろからは映画俳優としての活動が際立っていたアメリカの男性シンガー・ソングライターの、歌手としては7年ぶりの3作目。しっとりはじまり、中盤以降はアゲアゲと、ブランクを十二分に埋める万遍のなさ。アラビックな曲も登場と、いちいち隙がない。★
ガイドコメント
前作『フューチャー・セックス/ラヴ・サウンズ』以来約7年ぶりとなる、2013年3月20日リリースの3rdアルバム。ティンバランドをプロデューサーに迎えたジェイ・Z客演の「スーツ・アンド・タイ」ほか、スムーズ&セクシーな作品が揃っている。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    3位 (2013/3/18)  ⇒  6位 (3/25)  ⇒  4位 (4/1)  ⇒  14位 (4/8)  ⇒  24位 (4/15)  ⇒  33位 (4/22)  ⇒  25位 (4/29)  ⇒  34位 (5/6)  ⇒  17位 (10/7)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    3位 (2013/3/18)  ⇒  9位 (3/25)  ⇒  7位 (4/1)  ⇒  16位 (4/8)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    4位 (2013/3/18)  ⇒  10位 (3/25)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    2位 (2013/3/18)  ⇒  6位 (3/25)  ⇒  8位 (4/1)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    4位 (2013/3/18)  ⇒  6位 (4/1)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    4位 (2013/3/18)  ⇒  5位 (3/25)  ⇒  6位 (4/1)  ⇒  8位 (10/7)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    2位 (2013/3/18)  ⇒  2位 (3/25)  ⇒  2位 (4/1)  ⇒  4位 (4/8)  ⇒  7位 (4/15)  ⇒  9位 (4/22)  ⇒  8位 (4/29)  ⇒  11位 (5/6)  ⇒  13位 (5/13)  ⇒  8位 (10/7)
収録曲
01PUSHER LOVE GIRL
映画のBGMにありそうなメロディアスでドリーミなストリングスから導かれる、8分にも及ぶラヴ・アプローチ。スウィートなレトロ・ソウルに包まれながら、ファルセット多めに熱っぽく“君が欲しい”と語り続ける。ストーリー性の高いモダンなナンバーだ。
02SUIT & TIE
君と愛を奏でるためにスーツとタイでバッチリ決めて行くよと告げる、華麗なパーティ・ソング。レイドバックなソウル・ポップスとともに、大人のたしなみで愛を語らう。ジェイ・Zも余裕の表情でフォーマルにフロウ。甘茶ソウルの名曲「ショウ・ナフ」も彩りを添える。
03DON' T HOLD THE WALL
壁に寄りかかってないで一緒に踊ろうと誘う、大人のラヴ・アフェア。エキゾチックでミステリアスな雰囲気に包まれたサウンドは、アラビアの舞踏会といった趣。享楽と幻想を行き来するような、ドラマティックでセクシーなミディアム・ポップだ。
04STRAWBERRY BUBBLEGUM
君は僕の可愛いストロベリー・バブルガムなんだとささやく、どこまでも甘く濃密なメイク・ラヴァー。優しい肌あたりのヴォーカルとともに、スウィートなソウル・ポップを展開する。中盤から曲風が変化する二部構成的なトラックも面白い。メロウなファルセットもいい。
05TUNNEL VISION
タメを効かせた剥き出しのビートが生み出す重厚と疾走を並列させたトラックは、ティンバランドならでは。僕には君しか見えないと、完全に心を奪われた男の狼狽を歌う。不穏なムードと艶やかなコーラスが混在した、ミステリアスなラヴ・ソングだ。
06SPACESHIP COUPE
重力を感じさせるファットなボトムと遊泳する姿が思い浮かぶふわっとしたヴォーカル。好対照な感覚がさまよう音世界は、まさにスペースシップだ。宇宙を駆け巡り、愛を交わそうと歌う、プリンスっぽいスロー・ジャム。ティンバランドとジェロム“J・ロック”ハーモンが制作。
07THAT GIRL
冒頭の口上やレイドバックしたサウンドなどオールディーズ風ソウルを体現したミッド。小刻みに入り込むギターなど、どことなくプリンスやラファエル・サディークが作りそうなメロウ・ファンクな佇まいが心地よい。あの娘に恋しているんだと熱を上げる男を歌う。
08LET THE GROOVE GET IN
プリミティヴなアフロビートを導入したパーティ・アップ。マイケル・ジャクソン「スタート・サムシング」を思わせる直情的なトラックは、ティンバランドが構築。終盤ではアース・ウィンド&ファイアっぽいコーラス・ワークで、一気に世界観を広げていく。
09MIRRORS
アルバム『20/20 エクスペリエンス』からの2ndシングル。僕と君は互いの“写し鏡”なんだと永遠を誓うラヴ・ソングで、ティンボのクセの強いビート上にクリアなヴォーカルが映える。メロディが際立ち難解ではないが、終盤はユニークなビートで締めての8分超。
10BLUE OCEAN FLOOR
逆再生音のようなゆったりとした広がりのあるサウンドエフェクトのループをバックに、誰にも見つからない海の底へ一緒に行こうとつぶやくネオ・ソウル風のミニマル・エレクトロニカ。深淵、静寂のみならず、官能的にさえ感じるドラマティックなエンディングだ。
11DRESS ON
ロブ・ノックスと共同制作した陰りのあるトラックが印象的。吐息を含む妖しく映えるヴァースと次第に光が射す夜明けのような雰囲気のフックを繰り返し、美しい君への恋心を吐露する。中盤にはティンバランドも詩的なラップをかまして、このドラマに参戦。
12BODY COUNT
ブラスとジャカジャカと鳴らすラテン調ギターが駆け抜ける、ティンバランド得意のアッパー・ビートを展開。ロブ・ノックスもプロデュースに加わった情熱的なトラックで語られる誘惑ソングだが、下世話さを見せないジャスティンのエスコートぶりがニクい。
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • ジャスティン・ティンバーレイク
    1981年1月31日、米テネシー州メンフィス生まれの男性シンガー・ソングライター。人気ボーイズ・グループ“イン・シンク”で活躍後、2003年にアルバム『ジャスティファイド』でソロ・デビュー。全米で70週以上チャートインするなど、世界的なスー……
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