ミニ・レビュー
弦楽合奏で知られるヴィヴァルディの名曲をチェンバロだけで聴かせてしまう。マンチェスターの中央図書館所蔵の「アン・ドウスンの音楽帳」という写本に載っている編曲に手を加えて演奏した録音だが、これは面白い。おなじみの旋律がチェンバロの華麗な音色で駆けめぐる。痛快! 資料的にも貴重だ。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈アン・ドウスンの鍵盤音楽帳より(編曲版)〉
0112の協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜協奏曲ハ短調op.4-10
0212の協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜協奏曲ニ短調op.4-6
0312の協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜協奏曲ト長調op.4-3
0412の協奏曲「調和の霊感」〜協奏曲ヘ長調op.3-7
0512の協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜協奏曲イ短調op.4-4
0612の協奏曲「調和の霊感」〜協奏曲ニ長調op.3-9
0712の協奏曲「調和の霊感」〜協奏曲イ長調op.3-5
0812の協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜協奏曲変ロ長調op.4-1
0912の協奏曲「調和の霊感」〜協奏曲ニ長調op.3-12