[Disc 1]〈ファンBEST〉
01サヨナラじゃない
ジャケットは内村光良、さらに内村が監督を務めた映画『ボクたちの交換日記』主題歌の20thシングル。あなたへの感謝の気持ちを伝えつつ、未来へ向かって強い決意を綴った言葉が力強く響く。焦燥感を煽るようなサウンドもグッド。
02あとひとつ
東北楽天ゴールデンイーグルス・田中将大がジャケットを飾った朝日放送『2010ABC夏の高校野球』応援ソング起用の14thシングル。川村結花が作詞曲に参加しており、メディアム・テンポに映える美しいメロディが心にじんわりと染みていく。
03ちっぽけな勇気
5thシングルは映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』挿入歌。メロディはエモーショナルだが、レゲエのテイストをアクセントにした軽めのアレンジでコーティング。うまくいかない現状に葛藤しながら、いつか何かを掴むために進んでいこうと背中を押す。
04告白
NAOKI-Tが制作に参加した8枚目のシングルのジャケットは船越英一郎。直球のタイトルどおり、大好きな君に“告白”するラヴ・ソングだ。大好きなんだ、という以外の言葉がうまく出てこない、真っ直ぐな想いに胸が熱くなる。
05悲しみなんて笑い飛ばせ
“オイ!オイ!”の掛け声をはじめ、アッパーなテンションで突き進む日産「セレナ」CMソング。高い壁はぶつかって壊す、向かい風は背中で受けて追い風になど、逆境を力にしていこうというメッセージを力強く高らかに歌い上げる。
06大切
成海璃子がジャケットを飾った、映画『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』主題歌の13枚目のシングル。あなたが笑って、あなたの声がして、そんなありふれた日々こそが“大切”なんだ、というシンプルにして究極の願いを強い意志で言い切る姿は感動的。
07希望の唄
映画『ラブファイト』主題歌にして、主演の北乃きいがジャケットに登場した9thシングル。この世界で一人だけのあなたに出会えた奇跡……使い古された表現ではあるが、agehaspringsの田中隼人が参加したドラマティックなメロディとの相性は抜群。
08ヒーロー
11枚目のシングルはファンモン流「パパの歌」(忌野清志郎)といえる“ヒーロー=お父さん”を歌ったナンバー。満員電車の冤罪対策や第3のビールなど、ちょっぴり三枚目的なドタバタとした日常を描いた言葉が、さらに感動を増幅させる。
09Lovin' Life
ジワジワとセールスを伸ばし人気に火をつけた彼らにとって記念すべき4thシングル。“さくら さくら さくら 咲くよ”のサビをはじめとした耳に残るキャッチーなメロディで、なかなか伝えることのできない素直な想いをまっすぐに歌い上げる。
10ALWAYS
お笑いコンビのペナルティをジャケットに起用した3rdシングルは、バンドっぽいサウンドと夏にピッタリのロックなアプローチが新鮮なナンバー。どんなに遠くへ歩いていったとしても、ずっと支えたい……仲間への熱い応援歌だ。
11この世界に生まれたわけ
フジテレビ系ドラマ『早海さんと呼ばれる日』主題歌で、松下奈緒がジャケットの18thシングル。“あなたとなら”の歌い出しが印象的なドラマティックなバラードで、“この世界に生まれたわけ”を分かち合うことのできるあなたへの想いを熱く歌い上げる。
12ナツミ
4つ打ちのダンサブルなビートで進むサマー・チューン。夏が巡り合わせた刹那的な恋を綴った切ない物語で、“いつの日かの海岸線”がフラッシュバックさせる思い出に苦しむ胸の内を歌う。強がるようにポップなサウンドが逆に辛い。
13西日と影法師
夕焼けの帰り道に、自身の少年時代を思い返す姿を綴ったポップ・チューン。スライド・ギターをはじめ素朴で温かなサウンドが広がるのは、東京・八王子という彼らの原風景をモチーフにしているからか。どこか南国っぽい雰囲気が漂っているのがユニーク。
[Disc 2]〈メンバーBEST〉
01太陽おどり〜新八王子音頭〜
井田誠一が作詩、いずみたくが作編曲を手がけた八王子出身者にはおなじみ(?)のナンバーをDJケミカルのヴォーカルでカヴァー。とはいえ、サウンドは超ダンサブルなエレクトロ。原曲もある意味“ダンサブル”ではあるが、アプローチはまったく異なる。
02モーニングショット
タイトルどおり、新しい一日のはじまりを告げる朝日を表現したような、爽やかで力強いサウンドで進むポップ・チューン。アラームに起こされる朝にうんざりしながらも“どんな一日が待ってるんだろう”と前向きに生きる姿勢が心強い。
03泣いて笑って夢を見てた
レゲエのエッセンスを隠し味にした力強いビートに乗せて、大切な仲間へのメッセージを歌ったナンバー。パイロットや野球選手といった“デカイ夢”は今じゃ行方不明に……理想とは程遠い現実を噛みしめながらも、ともに時間を過ごす友への感謝を綴る。
04ありがとう
明石家さんまをジャケットに迎えた21枚目のシングル。DJケミカルの脱退、そして解散に伴うラスト・シングルで、感謝と別れ、そして未来への希望を綴った言葉が響く感動的なミディアム・バラードだ。毎日放送『第85回選抜高校野球大会』主題歌。
05夢で逢えたら〜Im'feelin' you〜
EDMテイストのアグレッシヴなサウンドとスケールの大きい伸びやかなメロディ、一見相性の悪そうな二つの特徴を見事に融合させたナンバー。君と歩いてきたなんてことのない日々。過去を振り返り、後悔しながら“夢で逢えたら”という願いが切なく響く。
06メロディーライン
ピアノをアクセントにしたハイテンポのエレクトロ・サウンドがスタイリッシュなナンバー。ジョン・レノンやボブ・マーリー、バッハにベートーヴェンまでをも引き合いに出し、“先人の知恵と感性をブレンド”と見栄を切る姿がクール。
07ガムシャラBOY
ラテン・テイストを前面に押し出した情熱的な雰囲気が新鮮なナンバー。怖いもの知らずだった少年時代と人の顔色を伺うようになってしまった現在を描きながら、“あの気持ちをまだ忘れちゃいないだろう?”と挑発的に背中を押してくれる。
08ぼくはサンタクロース (DJケミカル&Floor on the Intelligence remix)
6thシングルのカップリングとして発表されたクリスマス・ナンバーをリミックス。鈴の音をはじめとした効果音を使いつつも、オリジナルよりもクリスマス成分は抑えめ。スペイシーなテイストやどこかオリエンタルなアクセントを入れているのもユニーク。
09サヨナラの向こう側
ずっと続くと思っていて時が終わり、迎えた別れの時。別々の未来を見据え、一歩を踏み出す勇気とその辛さを描いた感動的なバラード。“ありがとう さようなら いつまでも忘れない”というシンプルなメッセージに、さまざまな想いがすべて詰まっている。
10空
図太いボトムをはじめ、Shingo Nakamuraが制作に参加したハウス色の強いトラックが新鮮な、スタイリッシュなナンバー。彼ららしいハートウォームなメロディはそのまま発揮されているだけに、クールめなサウンドとの対比がユニーク。
11Oh my lady
思わずツイストしたくなるようなロカビリー色全開のサウンドが印象的なパーティ・チューン。“ミリオンダラー”な“my lady”とのホットな一夜を描いたアメリカンな歌詞も楽しい。エルヴィスよろしく語尾をしゃくり上げる歌唱もたっぷりと披露。
12天使と悪魔
大切な彼女と魅力的なあの娘、“A君”のなかの天使と悪魔を描いたユニークなポップ・チューン。天使パートはカリプソ風、悪魔パートはラテン風に仕上げた細やかなアレンジの妙も見事。悪魔の連勝記録はもっと伸びていきそうだ……。
13八王子純愛物語
彼らの地元・八王子でのデートを歌ったポップ・チューン。1個30円の“都まんじゅう”やカジュアルウェアの“キクマツヤ”など、地元民ならではのローカルな店名が多く登場。恋に浮かれた心を表わしたような軽やかなトラックもナイス。
[Disc 3]〈シングルBEST〉
01LIFE IS A PARTY
“ビリー隊長”ことビリー・ブランクスがジャケットを飾った19thシングル。NAOKI-Tが制作に参加したEDMナンバーで、“アモーレ!”“セニョリータ!”といったシャウトも交えたラテン風の味付けでよりダンサブルに仕上がっている。
02そのまんま東へ
タイトルに引っかけて、そのまんま東をジャケットに起用した記念すべきデビュー・シングル。自ら選んだ険しい道のり、壮大な夢を一人でも多くに伝えるために大声で歌ってんだ……彼らの強い決意を綴ったような歌詞と情熱的なアレンジに心を突き動かされる。
03恋の片道切符
山田花子を起用した(強烈な)ジャケットも話題を呼んだ2ndシングル。届かないと知りながら、あふれ出る君への想いを歌ったラヴ・ソングで、もどかしい胸の内や焦りを音に託したような、疾走感のあるトラックが彩りを添える。
04もう君がいない
日本テレビ系ドラマ『オトナの資格』のエンディング・テーマに起用された6枚目のシングル。こんなにも切ないなら、いっそのこと忘れたい……大切な人との別れを綴った珠玉のバラード。蘇る想い出のように色鮮やかなサウンドが切ない。
05ラブレター
「それでも信じてる」とともに両A面で発表された16thシングル。笑顔を見ていると胸が苦しくなるほどに、大好きな君への想いを綴ったラヴ・ソング。甘く優しいメロディと、それに頼り過ぎない裏打ちの軽快なビートが絶妙にマッチしている。
06明日へ
「ヒーロー」とともに両A面で発表された、日本テレビ系『第88回 全国高校サッカー選手権大会』応援歌の11thシングル。伸びやかなメロディから“あてなき道”を行くための内に秘めた強い意志を感じさせる、ドラマティックなミディアム・バラードだ。
07旅立ち
7枚目のシングルは映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の主題歌で、それぞれが新たな道に進む“旅立ち”の時を歌った青春ソング。ともに思い出を作った友との別れの寂しさを振り払うように、テンションを上げて前を見据える姿が涙を誘う。
08夢
agehaspringsの田中隼人が制作に参加した12thシングル。転ばないように立ち止まるのではなく、明日を変えるために一歩を踏み出す。わかってはいながらもなかなか行動に移すことのできない、弱い自分に喝を入れてくれる応援ソング。
09桜
徳井義実(チュートリアル)がジャケットの10枚目のシングルは、川村結花が作詞曲に参加したファンモン流“サクラ”ソング。ひらひらと舞い散る桜の花びらとその下で手を取り合う二人の姿が目に浮かぶような、温かな幸せに満ちたミディアム・バラードだ。
10涙
自分の弱さと向き合うことでしか掴めない未来がある……涙にくれる君の姿を優しく見守る12thシングル。“ファンモン節”とでもいうべきエモーショナルなメロディとメッセージが無条件に心を揺さぶる、2010年ユーキャンCMソング。
11ランウェイ☆ビート
同名映画の主題歌として人気を呼んだ15thシングル。繰り返しのような毎日に大切なものを見失いそうになっても、もがきながら迷いを乗り越えていけば辿り着ける。性急なビートに、走り出したくなるような衝動と明日を信じる力をもらえるアップ・チューン。
12LOVE SONG
優香がジャケットを飾った17枚目のシングルは、これ以上ないシンプルなタイトルを冠したまさに“ラヴ・ソング”。“側にいれたらそれでいい”という不器用なほどにまっすぐな想いを託したメロディ。そしてそれを彩る亀田誠治の編曲が光る。
13それでも信じてる
16thシングルはテレビ朝日系ドラマ『アスコーマーチ』主題歌。雨を超えて生まれる虹を、つないだ手に生まれる力を、自分を、僕を。“信じる”というシンプルながら最も難しいことをやり抜く勇気を与えてくれる力強いナンバーだ。