ミニ・レビュー
2013年に60歳となるバシュメットの記念リリース。3度目の録音となるアルペジオーネを含むシューベルト(編曲版)集は、自身のアンサンブルの結成20周年も祝う。もろもろの前口上抜きに聴いても演奏の素晴らしさは変わらない。“ヴィオラは音楽の根幹をなす”という言葉が響く。
ガイドコメント
ロシアのヴィオラ奏者、バシュメットの60歳を記念したシューベルト作品集。手兵モスクワ・ソロイスツとともに、彼の重要なレパートリーのひとつでもある「アルペジオーネ・ソナタ」などを披露した魅力に満ちた一枚だ。
収録曲
シューベルト:
01弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」 (弦楽合奏版) (マーラー編)
02魔王D.328 op.1 (ヴァイオリンとヴィオラのための) (C.G.ヴォルフ編)
03アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821 (ヴィオラと弦楽合奏版) (ハインリヒ・クルーグ編)
演奏
(1)(3)ユーリ・バシュメット指揮 モスクワ・ソロイスツ (2)ユーリ・バシュメット(VA) アレーナ・バーエワ(VN)