ミニ・レビュー
デビュー15周年目の両A面シングル。「いろはにほへと」はリズムや淫靡な空気感が「歌舞伎町の女王」を彷彿とさせるが、チェンバロやシタールの音色がオリエンタルな色彩を与えている。「孤独のあかつき」は脚本家・渡辺あや作詞。凛々しくもあり内省的でもある詞世界をギター・ポップに乗せている。
ガイドコメント
デビューより満15周年となる2013年5月27日リリースのシングル。フジテレビ系ドラマ『鴨、京都へ行く。〜老舗旅館の女将日記〜』主題歌「いろはにほへと」と、NHK Eテレ『SWITCHインタビュー 達人達』テーマ「孤独のあかつき」の両A面。
収録曲
01いろはにほへと
伊澤一葉のチェンバロとストリングスが全体をもの悲しげなセピアな空間へといざなう。かりそめの色を取り払って本当の姿を知りたいと欲する女心を、林檎が芸者風にしゃなる声色で問いかける。フジテレビ系ドラマ『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』主題歌となった12thシングル。
02孤独のあかつき
12thシングル「いろはにほへと」収録曲の英語詞ヴァージョン。流麗なストリングスの隙間から飛び出てくるようなエレクトロ・エフェクトが躍動感を生み出す、リズミカルなハウス作風だ。晴れ晴れとした快活さが印象的。