ミニ・レビュー
2012年に日本デビューを飾った、韓国の男性6人組ヴォーカル・グループによるファースト・アルバム。読売・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディング曲でもある「瞳のメロディ」など爽やかなシングル曲、さらにビート感あふれるナンバーで、メリハリのあるヴォーカル表現を展開する。
ガイドコメント
韓国ボーイズ・グループ、BOYFRIENDの2013年5月29日リリースの日本1stアルバム。「Be my shine〜君を離さない〜」から「瞳のメロディ」までのシングル4曲を含む、エンターテインメント性の高い一枚となっている。
収録曲
01CODE NAME;SPY GET LOVE
映画『ミッション:インポッシブル』の世界観をモチーフにしたようなコンセプチュアルなナンバー。君の愛を手に入れるという難題なミッションを僕がスパイとなって解いてみせると高らかに宣言する、エキサイティングなラヴ・ソングだ。
02Be my shine〜君を離さない〜
通算4枚目となる日本での1stシングル。松井五郎が詞を手掛けた永遠の愛を誓うラヴ・ソングで、メロディは実にキャッチー。青空へ響きわたるような陽気なポップ・サウンドも爽やかだ。“Kiss Kiss”のフレーズも魅力的。
03キミとDance Dance Dance
「MY LADY〜冬の恋人〜」と両A面となった日本2ndシングル。君と一緒にいられる喜びを“ダンス・ダンス・ダンス”の軽快なリズムで表現。J-POPアイドル・ソング風の笑顔はじけるヴォーカルが印象的な、キャッチーなポップ・チューンだ。
04First Kiss
ファーストキスに近づくトキメキとドキドキした胸の内を、爽やかなダンス・チューンで描く。ラップによる軽やかな導入から、まばゆい輝きと鼓動を高鳴らせるアッパーなビートで興奮度を高める。伸びやかで清々しいヴォーカルも甘酸っぱい瞬間を演出。
05Party Plane
世界中どこでも飛んでいくよ……BOYFRIENDからファンへのラヴリーなメッセージを、ジョイフルなダンス・チューンに乗せて届ける。身体を揺らせるグルーヴィなベースが絶妙だ。“回せ〜”のコールが興奮を高めるパーティ・ソング。
06Supernatural
ファットなベースと風を切るように駆け抜けるメロディを軸としたデジタルなクラブ・チューン。今すぐに君を奪いたいと情熱的なアプローチで誘う。多少強引でもいいといわんばかりのエゴなヴォーカルがセクシー。ルーズなブリッジも効果的。
07Dangerous
タイトルの印象とは異なる清涼な“Baby love, Maybe love〜”のフックが心地よい高揚を呼んでくる。君は僕の運命の人なんだ……君への愛よ届けと祈る男の片想いソングで、嬉しい結果を期待できそうなキャッチーなポップ・サウンドが魅力。
08My I
君じゃなきゃダメなのさ……募る気持ちばかりが走り出した男のトキメキ。気になって眠れず、君のことしか考えられないという“恋に盲目”な状況を、初々しくスウィートなヴォーカルで表現したラヴリーなポップ・チューンだ。
09Waikiki
ワイキキ……タイトルから想起できそうなトロピカルな薫りをチラッと吹きかけて、グループサウンズやオールディーズ風に色づけた歌謡ポップ・チューン。南国の開放感に満ちた陽気なバンド・サウンドに乗せて、夏の海でのラヴ・ストーリーを描く。
10MY LADY〜冬の恋人〜
グルーヴィなポップで描いたウィンター・ラヴ・ソング。スウィートでハートウォームなヴォーカルが“友達が恋人になる”時を願うボクの想いを届ける。次第に胸に迫るトキメキがこちらに伝わるような、臨場感あふれた青春ポップスだ。両A面となった日本2ndシングル。
11瞳のメロディ
日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディング・テーマとなった3rdシングル。ゆっくりと君と一緒に未来を作っていきたいと語る、エターナルなラヴ・ソングだ。じんわりと温かくソフトなヴォーカルが、肌に優しく染み込んでいくよう。
12瞳のメロディ (KOREAN VER.) (SHORT EDIT)
日本3rdシングルの韓国語ヴァージョン。約2分15秒ほどの短さだが、優しく包み込むような温かさは日本語ヴァージョンと変わらず。“ノマヌル サランヘ イロッケ サランヘ〜”のフックもまろやかに、愛を伝える。