さだまさし / 天〓(あっぱれ)〜オールタイム・ベスト〜 [3CD]

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さだまさし / 天(あっぱれ)〜オールタイム・ベスト〜 [3CD]
CD
  • アーティスト:
  • ジャンル:
    国内ロック&ポップス
  • レーベル:
    ユーキャン / フリーフライト
  • 規格品番:
    FRCA-1249〜51
  • 価格:
    3,980 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ガイドコメント
2013年6月26日リリースのベスト・アルバム。グレープのデビューから40周年、ソロ・コンサート4,000回を記念し、500超の楽曲から、WEB投票などをもとに選曲。さだまさしの長く愛され続ける楽曲を詰め込んだ、珠玉の作品だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    17位 (2013/7/1)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    9位 (2013/6/24)  ⇒  10位 (7/8)  ⇒  4位 (7/15)
収録曲
[Disc 1]〈こころ〉
01案山子
この楽曲を原案としたドラマも制作された1977年発表のシングル。ひとり都会へと旅立った息子を案じ、“元気でいるか”と問いかける親の心が胸に染みる。田舎の風景を音にしたかのような、のどかで透明感のあるサウンドも魅力的。
02天までとどけ
フリーライトレーベル第1弾シングルとして1978年に発表されたフジテレビ系ドラマ『時よ燃えて!』主題歌。僕のふるさとが君のふるさとになりたがってる、というちょっぴりくさいプロポーズの言葉を優しく語り掛けるように歌う。
03関白宣言
1976年のリリース時に、歌詞の内容から社会論争も巻き起こしたさだまさしの代表曲のひとつ。嫁にもらう前に守ってほしいことを告げる“かなり厳しい話”で幕を開けるが、そこに綴られているのは純粋な愛の想い。浮気の予防線を張るあたりも楽しい。
04北の国から-遙かなる大地より〜螢のテーマ-
フジテレビの国民的ドラマ『北の国から』のメイン・テーマ。やわらかなアルペジオとハミングで北海道の雄大な大地を表現しきる手腕には脱帽。歌詞がないことがかえって聴き手の想像力を掻き立て、思わず目を閉じて聴き入りたくなる名曲。
05パンプキン・パイとシナモン・ティー
1979年に発表されたアルバム『夢供養』に収録されたハートウォームなナンバー。“まさしんぐタウン”なる架空の街のコーヒーベーカリーを舞台に展開する物語を描いており、さだのストーリーテラーぶりが全開。ちょっぴりコミカルなサウンドもいいアクセント。
06Birthday
NHK『家族に乾杯』の主題歌として発表された97年のシングル。バースデー・ソングは数あれど“祝われる側”の心情にフォーカスを当てて描くあたりは、さだならでは。生まれた日のことを憶えていてくれると勇気が湧いてくるのです、と温かな感謝を綴る。
07胡桃の日
ドラマティックなストリングスをふんだんに取り入れた緊張感に満ちたナンバー。“おしまい”を迎えてしまった二人が繰り広げる狭い部屋のなかでの一場面をスリリングに描き出している。唐突に終わるアウトロなど、細やかな仕掛けも効果的。
08まほろば
春日山や飛火野など、奈良を舞台に描いたナンバー。“遠い明日しか見えない僕”と“足元のぬかるみを気に病む君”の物語を中心に、人生観までをも巧みに紡いでいく。美しい日本語の魅力、そしてエモーショナルな歌唱に胸を打たれる。
09主人公
数ある名曲のなかでも、アルバム収録曲ながらファン投票では高い人気を得る一曲。“自分の人生のなかでは誰もがみな主人公”という、当たり前ながら大切なことを強く感じさせてくれる。温かく伸びるさだの歌声に心が洗われるようだ。
10道化師のソネット
自身が主演した映画『翔べイカロスの翼』のテーマ曲として80年に発表されたシングル。映画の題材となった実在のピエロの青年を描いており、哀しみを笑顔が救うならば僕は道化師になろう、というまっすぐな決意と優しい歌声は感動的。
11向い風
不二家「ソフトエクレア」CMソングとして人気を集めた名バラード。ほかに好きな人がいることに気付いてしまった女心を綴った悲しい恋の歌だが、しっかりと前を向く姿は温かな感動を与えてくれる。情景をうまく切り取る歌詞は見事のひと言。
12長崎小夜曲'90
87年から2006年まで開催されたコンサート“夏 長崎から”のオープニング・テーマとしてファンにはおなじみのナンバー。90年に発表されたリアレンジver.で、パーカッションや小気味いいギターのカッティングを中心にサンバ調のアレンジを施している。
13片恋
こんなに恋しくても届かない心がある……切なく苦しい“片恋”を綴ったバラード。ギターのアルペジオと歌を中心に、ストリングスなどで最低限の味付けを添えたシンプルなアレンジとなっており、ストレートに想いが伝わってくる。
14青の季節
フランスの画家、シャガールならではの深く温かい“シャガールブルー”をきっかけに、輪廻転生までを描き出したスケールの大きなナンバー。オーケストラをバックにした流麗なサウンドも見事で、壮大な物語をさらに際立たせている。
15あなたへ
リリースはさだが先ながら、岩崎宏美への提供曲として制作された楽曲のセルフ・カヴァー。“私には歌しかないけれど〜”と、歌い手としての深い覚悟と強い自負を、さだならではのたっぷりの言葉とやわらかなメロディで描き上げる。
[Disc 2]〈とき〉
01雨やどり
グレープ解散後、ソロとしての2枚目となるシングル。“雨やどり”をきっかけにはじまった恋を描いた心温まる物語で、さだの歌詞の魅力がぎっしりと詰まっている。シングルながらライヴ・レコーディングで、オチをしっかり聞かせて笑いをとるあたりはさすが。
02風の篝火
長野県辰野町の蛍祭を舞台に、悲しい恋の終わりを歌ったさだ流ご当地ソング。闇にふっと浮かんでは消える儚い蛍の光に恋の行方を重ねて綴る感覚の鋭さは見事。高く澄んだ歌声、ストリングスを交えたサウンドも物語とマッチしている。
03無縁坂
グレープのラスト・シングルとなった楽曲のセルフ・カヴァー。年をとった母の“ささやかな人生”への想いを綴る。曲は一貫して悲しげなテイストで、“後ろだけは見ちゃだめ”と言いながら子供の手を引き坂を登る母の姿に、さまざまなドラマを感じさせる。
04秋桜
山口百恵が歌い大ヒットを記録した楽曲のセルフ・カヴァー。嫁に行く日を直前に控えた娘の母とのわずかなひと時を描いており、“もう少しあなたの子供でいさせてください”と歌うラストは感動的。日本的な情緒が詰まった名曲だ。
05親父の一番長い日
1979年に発表されたシングルで、12分30秒という長尺と日本初の30センチ・シングルでも話題を呼んだ楽曲。ひとりの女性の誕生、成長、そして結婚という物語を軸に、兄の目線から家族を描いた感動作。小津安二郎的な世界観が胸に沁みる。
06つゆのあとさき
冒頭に出てくる“卒業式”という言葉とタイトルにある“つゆ”という季節のミスマッチに目がいくが、ここでいう“卒業”とは別れのたとえ。恋が終わり、去っていく君。悲しい物語ながらメロディはやさしさに満ちており、ドラマティックなサウンドも感動的だ。
07檸檬
梶井基次郎の同名小説に着想を得て制作された楽曲ながら、舞台は原作とは異なり御茶ノ水。聖橋の上で紡がれる恋の終わりを描いており、別れを象徴するように端の上から放られる檸檬という情景が、強烈な印象を残す。悲しげな雰囲気に満ちたミディアム・ナンバー。
08天然色の化石
もしも僕が化石となって見つかったら……恐竜というモチーフから、人間の業や生命の営みなど、深いテーマを描いた6分超の力作。細やかなリズムを刻むアコースティック・ギターにはじまり、一音一音ぶつ切りに叩くドラムなど、さまざまな仕掛けが耳を惹く。
09October〜リリー・カサブランカ〜
かつての恋人の誕生日。今は誰と祝っていますか……今もなお忘れることのできない大切な人への想いを綴った切ないバラード。複数回の転調という珍しい仕掛けが施されているが、美しく優しいメロディが無条件に聴くものの胸に響く。
10飛梅
福岡県の太宰府天満宮に伝わる菅原道真の“飛梅伝説”をモチーフに、大切な人との別れを描いたエモーショナルなバラード。舞台は現代へと移っているが、さりげなく“東風(こち)吹かば”というフレーズを引用するあたりはさすが。
11修二会
奈良県・東大寺に伝わる法会で、“お水取り”として知られる行を題材にした楽曲。アコースティック・ギターを中心に据えたサウンドは音数が多いとはいえないが、アクセントをきっちりとつけることで見事に緊張感を生み出している。
12舞姫
“一度だけ恋をした そのひとは旅人”という歌い出しからもわかるように、森鴎外の同名小説をモチーフとしたナンバー。いつか帰ると約束した恋人を一途に待ち続ける“舞姫”を歌っており、不意に訪れるロンド風のアレンジが効いている。
13虹〜ヒーロー〜
発表はさだが先となったが、雪村いづみの40周年記念作品として提供された作品のセルフ・カヴァー。岩崎宏美へ提供した「あなたへ」とおなじく、歌手としての矜持を強く感じさせる感動的なバラード。心の機微を丁寧に描いた歌詞に惹きこまれる。
[Disc 3]〈いのち〉
01精霊流し
グレープ時代の大ヒット曲にして、アルバム『帰郷』にてセルフ・カヴァーしたさだの代表曲といえるナンバー。タイトルどおり長崎県で行なわれる“精霊流し”をモチーフした楽曲で、悲しげなアルペジオに乗せて大切な人への想いを切々と歌い上げる。
02黄昏迄
海を見つめながら、今は亡き恋人との思い出に浸る主人公の胸の内を描いたナンバー。“海に帰った”というフレーズからはさだの死生観が読み取れ、サウンドは温かさすら感じさせる。波を表わしたような幻想的なイントロが印象的だ。
03デイジー
「春女苑」との両A面で87年に発表された楽曲のリアレンジ・ヴァージョン。別れを迎えた大切な恋人に向けて、“いつまでも君の味方”だと言い切る優しさに満ちたミディアム・バラード。想いを振り切るように、力強く歌い上げるヴォーカルも新鮮だ。
04フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-
グレープ時代の楽曲のセルフ・カヴァー。第2次世界大戦時、中国の漢口を舞台に描いた悲しき愛の物語。7分以上にわたる長尺曲だが、ストーリーテラーとしての実力を最大限に発揮。登場人物や当時の風景が色鮮やかに胸に迫ってくる。
05防人の詩
映画『二百三高地』の主題歌として発表された80年のシングル。“海は死にますか 山は死にますか”とすがるようなヴォーカルで問いかけるサビ、緊張感のあるアンサンブルで紡いだ物悲しいサウンドなど、悲痛な表情に満ちている。
06たいせつなひと (シネマ・ヴァージョン)
自身が原作を手がけた映画『解夏』のエンディング・テーマ。“愛ばかりを集めたら 憎しみまで寄り添う”など一貫して“光と影”を描きながら、“たいせつなひと”への深く澄んだ想いを綴ったドラマティックなバラードだ。
07償い
あやまって罪を犯してしまった男の償いを、第三者からの目線で描いた楽曲。ストーリーをさらに引き立てるようなドラマティックなアレンジ、やり切れない想いをぶつける歌唱が胸に刺さる。実際の裁判で引用されたことでも話題を呼んだ。
08奇跡〜大きな愛のように〜
トヨタ「カローラ」のCMソングに起用された91年発表のシングル。たった一度の人生でめぐり合えたことへの感謝を綴りつつ、“あなたを守ってあげたい”というシンプルにして究極の愛を歌い上げる感動的なバラードだ。
09いのちの理由
浄土宗の宗祖、法然上人800年大遠忌を記念して制作されたイメージ・ソング。“いのちの理由”という深みのあるテーマを、優しく語り掛けるように歌い上げる。オーケストラ・サウンドを取り入れたスケールの大きなアレンジも見事。
10遙かなるクリスマス
繰り返される“メリークリスマス”というフレーズのあいだで、平和への願いを切々と綴った8分半にも及ぶ長大な反戦歌。“自分の子供を戦場に送る契約をした”など辛らつな言葉も交えつつ、感情を前面に出してメッセージを伝える姿は感動的。
11風に立つライオン
青年海外協力隊としてケニアで3年間活動した医師、柴田紘一郎をモデルにした9分弱にわたる感動の物語。アフリカから恋人へと書いた手紙、という形で歌詞が紡がれており、大自然や生き方を綴った言葉は瑞々しく耳に飛び込んでくる。
タイアップ
  • 「北の国から」 - 講談社「「北の国から」全話収録DVDマガジン」TV-CMソング
  • 「北の国から-遙かなる大地より〜螢のテーマ-」 - サントリー「オールフリー」TV-CMソング
  • 「北の国から〜遙かなる大地より〜」 - サントリー「オールフリー」TV-CMソング
アーティスト
  • さだまさし
    1952年4月10日生まれ、長崎県長崎市出身のシンガー・ソングライター/タレント/小説家。愛称は“まっさん”。本名は佐田雅志。大学在学中の72年にグレープを結成。「精霊流し」のヒットで名を広める。76年よりソロとして始動。「雨やどり」「関白……
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