カニエ・ウェスト / イーザス

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カニエ・ウェスト / イーザス
CD
ガイドコメント
過激なジャケットでも話題となった前作『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』に続く、カニエ・ウェストの6枚目のスタジオ・アルバム。ダフト・パンクやチーフ・キーフ、ジョン・レジェンドらの参加が噂される注目作だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    8位 (2013/7/8)  ⇒  14位 (7/15)  ⇒  19位 (7/22)  ⇒  15位 (7/29)  ⇒  28位 (8/12)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    10位 (2013/7/8)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    7位 (2013/7/8)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    6位 (2013/7/8)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    9位 (2013/7/8)  ⇒  10位 (7/15)
収録曲
01ON SIGHT
地球外生命体が地球を侵略……というシーンが想像できそうなダーティでエレクトロなイントロ。ビームが四方八方から飛来するような電子音の隙間を、カニエがニヒルにフロウする。2分半強だが、痛烈なインパクトを残す曲だ。制作はダフト・パンク。
02BLACK SKINHEAD
ダフト・パンク制作のインダストリアル・ロック風トラック。“これは俺のテーマ曲”と切り出し、ハイテンションに狂気なフロウを展開。頂点に立つ黒人へのやっかみや中傷を粉砕する。マリリン・マンソン「ビューティフル・ピープル」では? と話題にも。
03I'AM A GOD
冷淡なシンセ・ベースが生む不穏なムードのなか、“俺は神だ”と鬼気迫るラップを吐き出していく。歪んだサウンドや幾度となく繰り返される狂気の雄叫びなど、阿鼻叫喚の地獄絵図といった雰囲気も。プロデュースはダフト・パンク。
04NEW SLAVES
ハンガリーのプログレ・バンド、オメガの楽曲を拝借したトラック。異様な雰囲気を醸し出すシンセが響く冷酷なムードのなか、いまだ消えない黒人差別を吐き捨てる。カニエ風速回しからのフランク・オーシャン歌唱の恍惚なアウトロが、唯一の救いにも感じる。
05HOLD MY LIQUOR
俺が“酒に飲まれちまう”のは、俺のことを何にも分かってないからさとクダを巻く。女性関係での恨み節のようなフロウを、キーフ・チーフとともに競演。不安定な精神状態を歪んだギターとともに映し出した、非常にカオスなトラックだ。
06I'M IN IT
ケニー・ラティモア「レイトリー」とレゲエ・シンガーのトラヴィス・スコットの歌唱を借りて、恍惚とも酩酊ともいえる混沌を創作。ラップにスクリュー、犬の遠吠え、緩急激しいテンポなど、グダグダと紙一重な、カニエのみが可能な世界観を提示している。
07BLOOD ON THE LEAVES
ニーナ・シモン「ストレンジ・フルーツ」に沿ってカニエがオートチューン仕様のフロウを被せ、重厚な世界観を供出。ベトベトした粘着質なホーンを従えた、カニエの奇妙なアートを見せられる感覚に襲われる。非情な世界観だ。
08GUILT TRIP
プッシャー・T「ブロッカ」のサンプリングに分厚いスクリューが強烈な印象を残す、陰鬱としたヒップホップ。中盤にキッド・カディが登場、まどろみのなかで“自由にさせてくれ”と叫ぶパートが、暗闇の中の光のように一縷の希望を感じさせる。
09SEND IT UP
耳の奥でウワンウワン響くいななきのようなシンセに耳を奪われる。暗澹と畏怖に包まれる切迫を感じるトラックの上で、キング・Lのレゲエ口調のフロウとともに、カニエが成功をかっさらうと宣言する。プロデュースはダフト・パンク。
10BOUND 2
自信満々に聴こえるガサツなフロウも、伝えたいのは“愛するために生まれてきた”という人間の究極の心理。すべてを赦すごときのチャーリー・ウィルソンの声と、和やかなソウル・ムードを生むポンデローザ・ツインズ・プラス・ワン「バウンド」のループが安らぎを呼ぶ。
タイアップ
  • 「I'AM A GOD」 - 20世紀FOX「アサシン クリード」その他
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • カニエ・ウェスト
    1977年6月8日生まれ、米・イリノイ州シカゴ出身のヒップホップMC/プロデューサー。出生名はカニエ・オマリ・ウェスト。シカゴの美大を1年で退学後、トラックメイキングに専念。2000年にジェイ・Z楽曲のプロデュースで脚光を浴び、2004年に……
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