ミニ・レビュー
さまざまな情景を自在に描き分ける外山の音色の多彩さ、精緻なピアニズムが存分に発揮された3年ぶりのアルバムは、彼の“現在”が凝縮した一枚。「展覧会の絵」は繰り返される「プロムナード」の描き分けが注目され、同時収録のブラームスでは作品に漂う“翳り”の中にある光と影を微細に捉えている。★
ガイドコメント
テクニックと表現力がものをいう「展覧会の絵」とブラームスの間奏曲集という、抒情とロマンティシズムが問われる名曲をカップリング。外山の音楽性の幅広さと深さが存分に発揮された渾身の一枚だ。