ミニ・レビュー
1967年に“見世物の復権”を謳って旗揚げされた劇団、天井桟敷。主宰者の寺山修司が現実の見世物=大道芸を監修・ナレーションした音源の復刻。「バナナの叩き売り」の啖呵売から「ガマの油売り」の口上、「お化け屋敷」の呼び込みまで全17芸を収録。効果音と寺山のナレーションはまさに天井桟敷そのもの。
収録曲
01プロローグ
02一枚、二枚じゃ面倒だい! (茶わん売り)
03寅さんまっつぁお!これホンマもん (バナナの叩き売り)
04さァーてお立ち合い! (ガマの油売り)
05これ、役に立つよ (薬草売り)
06御祝儀集めも芸のうち (猿廻し)
07明治時代の天然色立体映画 (のぞきからくり)
08恐怖の館 (お化け屋敷)
09親のたたりか怨念か! (因果もの)
10南無阿弥陀仏…… (地獄・極楽)
11樽の中の暴走族 (オートバイ・サーカス)
12毒も薬も紙一重 (へびの薬売り)
13当るも八卦……観て進ぜよう (手相見占い)
14大辛・中辛、あなた好みで (七味唐辛子売り)
15三条から来た庄助デス! (包丁売り)
16ご存知ですか?北枕は縁起がいい (家相見占い)
17火を噴く男 (人間ポンプ)
18どうせこうせのまけついで…… (バナナの叩き売り)
19エピローグ