田島芽瑠と朝長美桜をセンターに配した2ndシングル。ポップ・ロック調のサウンドに乗せて、“あなたにあげたいメロンジュース”のキラー・フレーズがはじける。恋しく、切なく、はかない……そんな青春まっしぐらな気持ちが、“メロンジュース！”の叫びに凝縮。

哲学的なタイトルで問うのは、彼女たち自身のアイドルとしての生き方について。先頭を走ってたつもりがエースになれなかった……何度も挫折して夢へ向かって這い上がれという秋元康からのエール・ソングだ。共感度が高いからか、歌唱にも実感がこもっている。

“うまくち姫”名義のメランコリックなラテン調メロディによる哀愁ポップ歌謡。そばにいるのに遠くに感じるもどかしい気持ちを、ちょっぴり大人っぽさをチラつかせるコーラス・ワークで描く。虚しさとやるせなさが募る心と刻々と打ち続けるメトロノームとの対比が絶妙。