ガイドコメント
大ヒットを記録した2ndアルバムにレア・トラック5曲、さらに人気楽曲のミュージック・ビデオを収録したDVDをセットした限定盤。ブルーノ・マーズならではの魅惑の歌声とメロディをたっぷり堪能できる。
収録曲
[Disc 1]
01ヤング・ガールズ
若くてワイルドなガールズたちに翻弄され、間違った道だとわかっていても走り続けてしまう男の”性”を歌う。それを描くにふさわしい、ほろ苦いブルースの要素をアクセントにしたポップ・ロックだ。ザ・スミージントンズ、ジェフ・バスカー、エミール・ヘイニーが制作。
02ロックド・アウト・オブ・ヘヴン
アルバム『アンオーソドックス・ジュークボックス』からのシングル。マイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」風の小刻みにグルーヴするビートの上で、もっと天国にいる気分にさせてくれよと懇願する男を描いたダンサブルなポップ・チューンだ。
03ゴリラ
タイトルが示すのは、互いに貪りあう愛はまるでゴリラ(のように強欲)の意。刺激的な誘惑ソングで、ブルーノも熱っぽく艶っぽく歌いあげる。哀愁と色香が混じったニューロマンティック風の展開のバラードは、デュラン・デュラン仕事も手掛けるマーク・ロンソンの影響か。
04トレジャー
君は大切な宝物(=“トレジャー”)なんだと甘く愛を語りかける告白ソング。ザ・スミージントンズはヴィンテージ感満載のファンク・チューンに仕立てて、グルーヴィに展開。軽やかでラヴリーなムードを演出している。
05ムーンシャイン
ザ・スミージントンズ、ジェフ・バスカー、マーク・ロンソンといった手練手管の面々による、レトロなシンセを効かせた80年代風ポップ。ナイーヴな面持ちのメロディとともに、夜が終わるまで僕らを特別な場所へ連れていってくれと月光に想いを馳せる。
06君がいたあの頃に
自身のプライドやエゴによって大切な君を失ってしまったと、自分の愚かさに後悔する姿を描いた傷心ソング。別の男と踊っている彼女を思うにつけ、張り裂けそうな心境を、落胆深いしんみりとした音色のピアノで弾き語ったバラードだ。
07ナタリー
ブルーノが叫ぶ“ナタリー!”とは愛する人ではなく、全財産を持って逃げた金目当てのビッチへのいらだち。絶対逃さないという決意が、乾いた音で刻まれるせっかちなリズムと焦燥がにじみ出る歌唱に表われているようだ。埃っぽいソウル風のナンバー。
08ショウ・ミー
ザ・スミージントンズとドウェイン・チンキーが用意した80年代テイストのトロピカルなレゲエのリズムに乗せて、快楽の時間を過ごそうと誘うメイク・ラヴァー。太陽も海も輝く楽園モードのサウンドだが、歌うのは今夜“見せて”よという妖しい口説きだ。
09マネー・メイク・ハー・スマイル
金が彼女を笑顔にさせるんだ……この街で新入りのストリッパーについてのストーリー。盟友ザ・スミージントンズにディプロが協力した、ほの暗いムードのエレクトロ・トラックの上で、“マネー、マネー……”とブルーノが叫ぶ。うらぶれた雰囲気に包まれた曲だ。
10もしもふたりの愛が
2分強の小品。古典的なソウルのエッセンスを加えながらドゥー・ワップ調で描く、悲しき我が青春ストーリー。君が俺の前に現れるのを知ってたら、危険に飛び込み快楽へ走らなかったのに……と自虐的に回顧。どこか悲しみを帯びた声も印象的だ。
11オールド&クレイジー (feat.エスペランサ)
12ヤング・ガールズ (デモ)
13ゴリラ (デモ)
14ムーンシャイン (ザ・フューチャリスティックス・リミックス)
15ロックド・アウト・オブ・ヘヴン (メジャー・レイザー・リミックス)
[Disc 2]〈DVD〉〈ビデオ〉
01ロックド・アウト・オブ・ヘヴン
02君がいたあの頃に
03トレジャー