ガイドコメント
前作『ENCORE SHOW』に続く、2013年10月2日リリースの5thアルバム。「会わないつもりの、元気でね」「下弦の月」「OVER DRIVE」といったシングルに加え、「Brand new wave」ほかタイアップ曲も収録した充実作。
収録曲
[Disc 1]
01Brand new wave
強い意志を感じさせる力強いヴォーカルとエレクトロな音色を取り入れたバンド・サウンドが実に痛快。涙を拭いて新しい明日へ羽ばたこうと自らを奮い立たせて元気づける、ガールズ・バンドらしいエール・ソングとなっている。
02OVER DRIVE
中田ヤスタカ(CAPSULE)が詞曲を手がけたロック・チューン。思わず口ずさみたくなる中田節のメロディはそのままに、躍動感あふれるハッピーなエレクトロ・ロックを展開。音楽の楽しさを綴った歌詞にもワクワクする。
03打ち上げ花火
作詞を担当した一色徳保(つばき)とシライシ紗トリが手掛けたメロディが深い印象を残す。タイトルどおりの美しい絵が浮かぶ情景描写と恋する切ない気持ちが交差する、甘酸っぱいロック・チューンに仕上がっている。
04オレンジジュース
ベースとコーラスを担当するTOMOMIが作詞に参加したゴキゲンなロック・チューン。好きな人ができたけど自分に自信がなくてモジモジしている乙女の気持ちを綴った健気な歌詞とキュートなヴォーカルがマッチしている。
05メトロノーム
低音が響くがなるベースとうなるギターが疾走感を煽る、山口高始が作詞作曲したエモーショナルなロック・チューン。ぶっきらぼうなヴォーカルも低音を効かせており、かわいさは皆無。かっこよさを全面に押し出した硬派な一曲だ。
06Weather report
RINAが作詞に参加した、切ないけれどポジティヴな歌詞&メロディが爽快なロック・チューン。エコーを効かせたヴォーカルはちょっぴりハスキー&アグレッシヴで、その一生懸命さが魅力。WOWOW海外ドラマ『スキャンダル 託された秘密』タイアップ曲。
078月
HARUNAが詞を、MAMIが曲を手がけた、センチメンタルなギター・フレーズが冴えるロック・ナンバー。好きな人を思う切ない気持ちを綴った歌詞と相まって、“ザ・青春”なさわやかな楽曲に仕上がっている。
08会わないつもりの、元気でね
柳沢亮太(SUPER BEAVER)が詞と曲を手がけた、映画『俺はまだ本気出してないだけ』主題歌起用のシングル。好きな人との別れを綴った切ない失恋の歌だ。アッパーでエモーショナルなヴォーカルは強がっているようで、かえって涙を誘う。
09下弦の月
作詞、作曲、編曲を山口高始が手がけた、中盤ではちょっぴりセクシーなヴォーカルも聴けるドラマティックな展開のロック・チューン。メンバーの見事なハモりがゴキゲンなメロディをいっそうアゲてくれる。明るい印象のメジャー16thシングル。
10恋のゲシュタルト崩壊
RINAが詞を、RINAとハジメタルが曲を、 AxSxE(NATSUMEN)が編曲を手がけたラヴ・ソング。“ゲシュタルト崩壊”という歌詞に合わせて、ノイジーなギター・フレーズが入るのがユーモラス。恋に落ちた女性の心情を見事に描いている。
11キミと未来と完全同期
TOMOMIが詞を手がけた、とびっきりポジティヴなムード全開のポップなロック・チューン。ドラマティックな展開のメロディにワクワクすること必至。リズミカルなベース・ラインが心を弾ませ、ハッピーな歌詞が心を満たしてくれる。
12涙よ光れ
MAMIが詞を手がけた、ハイテンポのパンク・ロック・チューン。悲しい気持ちはたくさん泣いて吐き出して、明日は前を向こうというポジティヴなメッセージを込めた歌詞と、底抜けに明るいサウンドが絶妙にマッチしている。
13STANDARD
詞はSCANDAL、曲はMAMIが手がけた、いい意味で勢いだけのノイジーなロック・チューン。野菜や国、色、楽器などの名前をそれぞれ羅列した歌詞をエモーショナルにシャウトする、ストレンジでユーモラスな楽曲だ。
[Disc 2]〈DVD〉〈MUSIC VIDEO〉
01会わないつもりの、元気でね
02下弦の月
03SCANDAL IN THE HOUSE